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【とある突出した企業参謀】ファッションビジネス。

不思議な縁で知り合った方がいまして。

その方の話が、非常に貴重かつ、
ためになる話が多いのですが、

その人は、人々の前で話すことはないので
自分だけが知っているのは、もったいないと感じ、、、
ここに書いておきたいと思います!

非常に面白い経歴の方で、
出会ったことないような人です。

日本に初めてサスーンというジーパンを
個人で入れた人で、

渡り歩いた先に
ヘッドハンティングされたコートの会社の売り上げを
10倍にしたような方ですが、

その知覚というか、飛びぬけた方で、
三菱商事の本部長たちにもアイデアを気に入られ、
また、ZARAが日本に入る前に何億か渡すから日本で広めてくれと
ZARAの社長に言われた人です。

華僑の大物の方を紹介されたときに、
もしこの方のパスポートのライセンスが
切れていなければ、
死ぬまでお会いしてないでしょう。

この人の知覚の鋭さは、
必ず当たるものや、方向性がわかる
という部分で、

こういう話を聞くと、
へーぐらいに受け取ってしまうと思うのですが、

遭遇したことない知覚の広さで
とにかく
「わかってしまう」ということです

仕事においては、
はじまりと、たどり着くべき先がわかれば
すぐわかってしまうのです

ものごととものごとを繋ぐ、
道理がわかり、
そこから
創造的に未来展開できるというか


分野違いの仕事でも、
たとえば、ある有名な芸能界の方の
コンサルというか方向性を指示してほしいと頼まれ、
日当で8万テレビ局からもらったりしていたそうです

ほとんど行かなくてもいいのに
週給40万で、月160万ですからね
(勤め先とは別に)

ヨーロッパにいるときに
こうやって、ここつないで、こうやればいいじゃん
そしたら簡単に数百憶のビジネスになるじゃん
など三菱商事の方に伝えたら

「なんで、そんな仕事(服飾系)してるの?」

と言われたそうです。

つまり、そんな小さい規模の業界じゃなくて、
業界を変えて自由にやれば、
とんでもない金額を得れるのに、っていう

でも、そういうことに一切興味ないようで

「好きだからやってんだよ」

と答えたそうです。


「リアルタイムでそこにいて、
それを繋げれるやつは強い」
ともおっしゃってました。


サラリーマン時代で会社からも
3億使っていいクレジットカードを渡されるような
会社参謀な方ですが

ほえ~ってなることが多く、
しかし、こんな話、、ここだけで聞いていいのか。。。

と思い始めました。

こういう話求めてる人いっぱいるはずや、、、と。

のちのちに勤めていた会社先は、
最終的には、かねまつ商事が傾いたときに

服を下ろさずに、
会社乗っ取りを仕掛けられた結果

役員たちは残して取り込む形を
取られようとしたのですが、

ふざけんじゃねぇってなって

ブランドの商標権を
すべて止めてもらう旨を
元居た会社に出向き
(もともと商品名がカブリ、もめていた商標があり、
個人の口利きで、特別に許可されていた)

止めることで、
仕掛けた かねまつは、
大量の在庫(数十億単位)を抱える
羽目になったのです。

あまりにも欲もないため、
また、目立ちたいとか、
手柄がどうとか、
そういうこともないため、

だ、誰も見つけられない人や。。。
と思っていた次第であります。


今まで、ジブンが当たるって思ったもので、
外れたことはないって
おっしゃってました。

いろんな分野の話を聞いても、
そのものごとの配置と
未来予測と、それにともなう知覚の部分で
展開されていく話が興味深く、


ど、
どういう極まり方をしてるんや。。。
と思っていました。


日本は、当時、
ファッションが好きな延長線上で
やっていた部分が多いから

「ブランドを作る」ということが
分かっていなかった と。

森英恵さんも、はなえさんがいなくなってしまえば、
ブランドも、表舞台から消えて行ってしまったと

たとえば、
海外のブランドのやり方では、

ブランドの売上の、
7、8%を販促費(広告費)に使い、
イメージとしてブランドを作っていっていたそうですが

当時、日本で、3%でいいから
広告費に使おうと提案したら大騒ぎだったそうで
というのも、利益ではなく、
いろいろ引かれていない売上からですから

額は、ハンパないわけです。

でも、売り上げに1000円のっけるとか、
直近の額だけで見たらあれだけど、

長い目でみたら、
翌年売り上げを3%伸ばせばいいだけじゃねぇかと
思っていたそうで

入った当時8億円の売上から、
毎年、当時25%ずつ、売り上げを伸ばしていたらしく
問題ないことを何言ってんだ ぐらいに
思われてたそうです。


ユニクロの銀座旗艦店のアレコレに
商社の人間に頼まれて色々携わっていたそうですが、

当時はまだ、
ユニクロのコラボとか行われていなかった時代に
海外の有名デザイナーに数億渡して、デザインしてもらえばいい
と提案しても、誰も反応できなかったそうです。


それで、この前お会いした時に、

ブランドって凄いですよね
時代を超えても残ってますよね

って話をしたときに。

ブランドはさらに、
それをライセンスで海外に渡すだけで
莫大な金を得ていると

そして、日本なら日本企業に渡して
商社なんかも飛びついて、
日本に広めさせるわけです

いっぱい広告して、
いっぱい売れるから
とんでもない金使って、
いけーって広めるわけです

そして、ある程度広まれば、
毎年、支払い料をつりあげ、
使用権をとっちゃう と

それで、あとはウチがやりますって
とっちゃう

Dior スポーツだったかな?
本体ではやってないのも
ひろめさせて育ったらとるわけですね

三陽商会も、それをやられて
バーバリーを手放したと

そういうやり方してきたりもすると。



モエヘネシーグループが、
いろんなブランドを抱え込んでいますが、

なんで、モエヘネシーに入ると
徳あるんですかね?って話をしたときに

ヨーロッパは、マフィアが
表にまで入り込んでそれ自体が
経済のような形をとっていて
裏が表になってて
表も裏も一体になってるような感じだと

そういうところから、
取り込みがくると

それを拒むと、
ヴェルサーチもそうだけど
殺されたりすると
(実は殺される前年にヴェルサーチさんに偶然あったらしんですが)

だから、手をだされないような
モエヘネシーグループなんかに入っちゃう
って話を聞きました。

ケンゾーさんは、
モエヘネシーグループに入ったそうなんですね
だから、一見いい選択肢に見えるけども、、、

ケンゾーさんは、
ブランド取られちゃいましたけど、
どういうことなんですか?って聞いたら

たぶんだけど、
ヨーロッパじゃない、外部の人間が入り込みすぎて
欲しくなかったんじゃない?って言ってて

海外から、ヨーロッパに仕入れて入れる分にはいいと
だけど、日本ブランドなんかがあれだけ
認められて、1日本人が
本場で幅を利かすとなると って言ってて

だから、グループに取り込んだ後に
社長をはずされちゃったんじゃないかと。



ブランドがブランドたるべき戦略を
取る必要があって、
町で安売りですって旗はためかせてても
どうしようもない と

原価が8000円であろうが、
とんでもない値段で売ることができる


日本は、長い目で
その戦略と、やり方を学んでこなかった

だから、景気のいいとき、
そして、モノ不足の時代には
必要だからといって売れた と


ユニクロは、
これを着てれば恥ずかしくないですよ
って、ブランド風によそおうことで
また、世界に打って出たことで
上手くやった部分はある 

現代は、よりよいものを身につけたいという
ニーズの高まりがなく、
時代もあるが。。。と

(俺たちから言わせると
実用品を配るだけの制服屋のおやじが
ファッション業界に幅きかせてくんなって
おっしゃってましたが 笑)


ブランドというのは
イメージで、それをいかにつくるか、
それがいかに大事かをわかり
そこに戦略を打って出ていたが
日本は、その時でほとんど消えてしまった と


三菱商事にアイデアを提供というか
さらっとこんなの出来たら面白いなぁって話したところから
参与がそれを気に入り、ぜひやろう!って電話で言ってきた件が
あったらしく

日本でなかなかにいい服を作ってる会社があると
しかし、社長が企画屋あがりということもあり、
お金をかけすぎて回収できずに会社自体は傾いてると

いまなら、そこを買い、
F1と提携し(アイルトンセナの時代)
F1をからめたところからの
スポーツ服を展開し、抑えることで、世界展開になるから
数千億規模のビジネスになると

すると、
三菱商事が70億なら出せるからやろう と

・・・しかし、これは、その会社が
どうしてもその額じゃ会社を売らないということで、
なくなった話なども聞きました。


(本当は、いろんな話に派生して
商社の人間の昇進の仕方や、
やつらは数億のビジネスでは喜ばない
喜ばすには数百憶の話をすることなどや

どういう性質が商社にあり、
どう育ったらそのビジネスを刈り取り、
どういう人間になってくか

またものづくりの人はこういう立場があってって
服以外にも、興味深い話盛沢山なんですけど。。)


話が飛び飛びですが、
海外のブランドが展開してるのを
銀座の店舗などを見てごらん と

やつらは、外装を作り変えて、
本当は、百貨店の一部店舗を借りてるだけなのに、
まるで自分たちの独立した店舗のようなやり方をしてくる と

お借りしてますよっていう
やり方ではなく

まるで、自分の店構えるように
やってくる と。


それで、先の話に戻るんですが、
ブランドビジネスってどうやって作るんですか?
って話をしたときに、別の質問をして

デザイナーがマーケティングというか、
その世界展開のやり方なんかを考えられるわけじゃないですよね?

ヨーロッパがそれ長けてるんですか?戦略っていうか?
かなり、力を振るえる度胸というかそんなのもある感じですよね?

って話をして

ユダヤ(商人の)のシンジケートなんかも
あるんじゃない?って冗談交じりかわかりませんが、
話されてました。


そういうの聞いて、
面白いなぁって思ってた次第です


はじめから、そこも
抑えたりしてかなきゃなのか、
凄いな、興味深いなぁって聞いていたんですが、


モノゴトは立体で見てかなきゃいけないって
おっしゃってて

たとえば、
アナグマを捕まえようと思ったら、
ひとつの穴の前にジーっとして見てるんじゃなくて、

他の穴はどうかなって、
別からも見なきゃいけない と

すると、
ものごとが多面的に、立体にみえてくるから
ちょっとわかってくる と


そういったことを
新しく習得も、磨きもせずに

習得され持った状態で生まれ、
生きてこられたのが、よくわからない状況ですが 笑


だから、周りの人たちは、

そのすごさを見抜いて、
より使ってもらおうと
したんだろうと思います


なんの功名心もなく、
ひけらかすこともなく、

ただ、たんたんと
頼まれるがままに
力まずに、やってこられ

しかもそれがすぐに
できちゃうって中でやってこられ

経験された話ってのは、
本当に面白くて、残したいと思いました


あと、印象に残っている話で言えば、

人に会って緊張したこととかあるんですか?
って話をしたときに

ほとんどないけど、
ジャンポール・ゴルチエっていう人がいるんだけど
その人とカフェで話をしていたときに、

そこに、元祖スーパーモデルのイネスが来たんだよ
あれには緊張したなぁっておっしゃってました 笑


本当は、
ジョンレノンにあった話とか、
政治経済の話なんかも面白いし、

誰も行きつかないような答えと
面白いアイデアの数々をお持ちなんですけど
いっぱい伝えたいこともあるのだけど、、、

服についても
思い出したら、また加筆していきたいと思います!

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