見出し画像

自殺を止めた人に、警察が感謝状を渡す必要ってある?

批判ではなく、素朴な疑問です。短いです。

タクシー運転手が、自殺をしようとした女性を止めたというニュースです。

兵庫県警福崎署の署長が、運転手に感謝状を贈る際に、次の言葉を残したそうです。

「機転を利かせて尊い命を救っていただいた」

言いたいことは分かります。
でも、命は本当に救われたのでしょうか?

いや。
まだ、女性の命は、真の意味で救われてないような…。勝手に幕を引かないで欲しい気持ちになってしまいました。

※署長さんを責めるつもりは全くありません。

ただ、せっかく言葉を添えるなら、もう少し、状況を正確に表す言葉を添えたらいいのになー。とは思いました。

定型文すぎて、ちょっと寂しかったのです。
※もしかすると、記事になる段階で、署長さんの発言が、大幅に省略されているかもしれません。もしも省略されているなら、記事を書いた人に怒ります。笑

何を言うかは難しいですけど。
女性の命は本当の意味で救われてないから、サポートする施設・団体へと繋いでいきますよ!ということが分かる内容にすればいいのに。

実際、警察が繋ぎ役をするわけですから。

「尊い命が救われる機会を残していただき、ありがとうございます。」

この文章の方が、正確な気がします。笑

そもそも、警察の方がお礼を述べることなのかどうかすら、怪しいよな…とも思います。

自殺自体は、犯罪行為ではないはずだし。
治安維持的には、確かに感謝すべき行動ですけど、それなら添える言葉に、「尊い命」という表現を避けるべきか…。

簡単に、「尊い命」なんて言ってしまうから、逆に安っぽいセリフになってしまうんですかね?

でも、「尊い命」と改めて言わないといけないくらいに、命が軽くなっている気もしますし…。

命が尊いことなんて、口にしなくても、みんなが当たり前にわかる社会をめざしたいです。

こうやって、命について考えるきっかけを与えてくれた署長さんに感謝します!

感謝状を渡して、ニュースにすることには、価値がありました!笑

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?