指先で体調を把握することもあります。

人間の体はいろんな情報を発信しています。
指先一つとってもいろんなことを教えてくれます。

例えば逆剥けが多いと指先まで血液がしっかりと行き渡っていないことで起こっている可能性があります。
心肺機能が低下しているのか、血液が粘性を帯びていて流れにくくなっているのか
そういう可能性を考えることができます。

他にも爪の色をみて白っぽくなっていると貧血気味であるかもしれないと考えます。これも指先まで血液が行き渡っていないことで赤みが薄れてしまっています。

東洋医学的にはより細かくなってどの指はこの臓腑と関わりがある。
そんなふうに読み取ることもできます。
親指であれば肺と大腸に関わる経絡がつながっているので親指に逆剥けが多いと肺、大腸の不調があるかもしれないと考えて施術をすることもあります。

鍼灸師が健康を読み取るにはそういった細かい体の部分を見ながら体調はどうであるのか聞いてみたりします。

一見関係のなさそうな場所にも体からのサインが出ているのでたとえ目の疲れだけであっても僕は全身の施術を行なっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?