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暑い季節を楽しむ方法①【男の浴衣の話】

梅雨も後半に差し掛かり、気温もどんどん上がってきた。そろそろ冷房を入れる頃でしょうか。
暑いのは苦手という方も多いでしょうが、私は暑い季節が好きです。
暑い季節にしか出来ないことがあるからです。
マリンレジャー、高校野球、夏の風物詩は様々ありますが私にとっては『浴衣』が1番です。
浴衣について(私は男ですので、男の浴衣について)ご紹介したいと思います。

浴衣とは

浴衣(ゆかた)は湯帷子(ゆかたびら)から変化したと言われています。今でいうところのバスローブのようなものだと思われます。
そこから、寝間着や稽古着として使われるようになったということですね。
温泉旅館の寝間着は浴衣ですし、歌舞伎役者の稽古着は浴衣ですよね。
パジャマやジャージと同じ分類と考えていいでしょう。気軽に着ちゃえば良いのです。

浴衣のメリットとデメリット

ここで一度、浴衣のメリットとデメリットを考えてみましょう。

メリット

格好いい
目立つ
話のネタになる
立ち居振る舞いが変わる
(和装の中では)取っ付きやすい

こんなところでしょうか

デメリット

慣れるまでは勇気がいる
目立つ
予期せぬところで話しかけられる
着慣れてないと窮屈
ひと通り揃える必要がある(浴衣、帯、履物など)

メリットとデメリットは表裏一体です。慣れてしまえば問題にはならないですよ。
慣れるまでが大変?とんでもない。
毎日、家で着ればいいんです。
なんと言っても浴衣はパジャマやジャージですから、くつろぐのにもピッタリです。
浴衣で畳に寝転ぶの、気持ち良いんですよ。

帰ったら浴衣に着替えてくつろぐ。
大人な感じ、しませんか?
帰ってきてサッとシャワー浴びて、浴衣に着替えて馴染みの居酒屋さんへ。
カッコよくないですか?

温泉旅館の浴衣とはちょっと違います

浴衣といえば、温泉旅館の浴衣はご存知の方が多いと思います。でもちょっと、違うんです。
温泉旅館の浴衣をイメージされている方、ちょっと聞いて下さいな。

というのも、形は全く同じなのですが襟の作りが違うのです。温泉旅館のものや、安価なものは襟の部分の作りが薄いのです。
お出掛けにも使える浴衣は、襟の部分が分厚くなっています。もちろん、同じ生地(反物)から作るので同じ生地なのですが、襟の部分だけは生地を重ねて分厚くなっているのです。
それによって、襟回りが落ち着くんですね。ダラっと開いたりしないのです。

温泉旅館の浴衣、それはそれで良いんです。私も好きですし、旅館では必ず浴衣を着ます。しっかりした襟は、眠るときには邪魔になります。

オシャレとして楽しむ浴衣とは別モノなのです。
ぜひ一度、手に取って見て欲しいと思います。

どこで着るか問題

そしてどこに着て行けばいいのか、ということですね。先ほども少し触れましたが、
私のオススメは

『歩いていける範囲』

です。

というのは、気軽に着て楽しむのがいいと思うからです。とくに着慣れるまでは、なかなか気後れしてしまいますよね。
その点、行き慣れた飲食店なんかに行くのであれば、心理的なハードルはぐっと下がります。
見知った人と会うのも、浴衣姿だと自然と話題になります。
そのときに、
「初めて着てみたけど、変じゃないですか?」
素直に聞けば良いのです。着物に詳しい人が居たりすると、いいアドバイスがもらえますよ。
近場でなら、疲れる前に帰ってこられます。下駄で足が痛くてもすぐ帰れますし。

近場で慣れてきてから、少しずつお出掛けの範囲を広げていけば良いのです。
「着慣れない浴衣で花火大会に行って、暑いし疲れるし足が痛いしで散々だった」なんて話もよくありますが、着慣れていれば大丈夫ですよ。

そもそも浴衣はパジャマやジャージ、言わばワンマイルウェアです。そういう意味でも、歩いていける範囲という基準はちょうど良いんじゃないかと思うのです。

着慣れてきたら、人に会おう

そして近場で着慣れてきたら、お出掛けの範囲を広げましょう。オススメは人に会う場面です。
せっかくカッコよく浴衣を着てるんですから、人に会って見てもらいましょう。初対面の人とでも、話がはずみますよ。話しかけてもらえることも多いです。話しかけて欲しいオーラをどんどん出しましょう。

ちょっとイメージしてみて下さい。
あなたが参加した気取らない食事会に、初対面の浴衣の男性がいます。
それを見て、
「祭りでもないのに浴衣なんかで。変な人。」
と考えるAさんと、
「浴衣着てるあの人は、どんな人かな?」
と考えるBさん。
あなたはどう考えますか?
そしてAさんとBさん、どちらの方と話し合ってみたいですか?

ただし、注意することがあります。あくまで浴衣は、ワンマイルウェアです。ネクタイをしたビジネスの場には不向きです。
1つの目安ですが、素足にサンダル履きで行ける場面であればまず問題ないでしょう。
大人の男、TPOは弁えておきませんとね。

いつ着るのか

そして浴衣を着る時期ですが、大阪では6月末の愛染祭りからと言われています。
と言ってもそれは教科書的な話で、半袖の時期なら浴衣で問題ないでしょう。
地方によっても気候は違いますし、細かいことは考えなくていいですよ。
所詮、浴衣はワンマイルウェアですから。

それと、浴衣は夕方以降に着るものという考え方もあるようです。知らんけど。
所詮、浴衣はワンマイルウェアです。


浴衣は取っ付きやすい!

いかがでしょうか?浴衣はワンマイルウェアと思えば、ぐっと身近になりませんか?
近所の行きつけのお店に浴衣で一杯、なんてカッコよくないですか?

noteにはあまり男の浴衣の記事が多くないのがちょっと寂しいですね。
良いもんですよ、浴衣!!

次回は浴衣の着方に関してまとめたいと思いますので、また読んでいただければと思います。

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