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#0028【時間とお金】ビックロックの法則(大きな石理論)とは?

皆さんは、ビックロックの法則(大きな石理論)を聞いたことはありますか?ある大学の授業で教授が学生たちに瓶と大きな石を用いて、あることを考えてもらうために投げかけた疑問のやり取りがエピソードとしてあります。この話は多くのビジネス書で目にすることがあります。今回は、ビックロックの法則を紹介します。

【ビックロックの法則とは】
ある大学での話です。大学教授は学生たちの前で、教壇に透明のビンを置きました。次に大きな石を取り出して、ビンの中に詰めていきます。ビンの中に大きな石がいっぱいになったところで学生たちに「ビンはいっぱいになったと思うか?」と問いかけます。学生たちの答えは「いっぱいである」と答えたそうです。教授は、大きな石よりも小さな砂利をおもむろに取り出して、大きな石の入ったビンの隙間に砂利を流し込んでいきます。ここで、再び、「ビンはいっぱいになったと思うか?」と学生たちに問いかけます。今度こそ、「いっぱいである」と学生たちは答えます。すると、大学教授は、砂を取り出して、ビンの中に流し込んでいきます。そして、改めて「ビンはいっぱいになったと思うか?」と学生たちに問いかけます。学生たちは今度こそ「いっぱいである」と回答します。しかし、大学教授はその答えを待っていたかのように今度は水を取り出してビンの中に注ぎ込みます。

【ビックロックの法則の教訓とは】
何を伝えたかったのかが問題です。これはビンに大きな石、砂利、砂、水のすべてを入れるならば優先順位があることを説明しています。つまり、先に大きな石を入れなければならず、砂利や砂から入れていくと、大きな石は入らなくなってしまいます。これは人生に例えるとビンの大きさがその方の人生の時間であったりお金です。人生の時間やお金の使い方に優先順位をつけて、大切なこと(用事)、自分にとって優先すべきことに時間やお金を使わないと大切なことに時間やお金を使えなくなってしまうことを教訓として伝えています。
大きな石は個人によって差があると思います。多くの方にとって、例えば、SNSを閲覧したり、明確な目的を持たずにスマホを操作して時間を使うことは、大きな石ではないはずです。もしかすると、大きな石が、マイホームの取得の方もいるでしょうし、車の購入の方もいるでしょう。または、あまり計画性がなく、なんとなく、周りが購入するからという理由でマイホームを買ったり、車を購入したり、教育費にお金をつかったり、旅行に行ったりしている人もいるでしょう。ビンの中にどの順番で入れていけばいいか、皆さんにとって大切なことに優先順位をつけることが必要です。全部が大きな石で入りきらないないならば、別のものに置き換えてみたり、砕いて細かくして入れる工夫をすることも時には必要になると思います。

【最後に】
優先順位を決めるためには、目的やゴール、やるべきことから逆算してくることが重要だと考えます。やみくもに目に入るものをなんでも取り組むのではなく、思い切って必要ないものは後回しにするか切り捨てることも必要ではないでしょうか。日常生活でも些細なことに先に時間をつかってしまい、大切だけど少しめんどくさいと思うことを後回しにしていることはありませんか?もしそういったことがあるならば、一度、立ち止まって考えてみてください。自分にとって大切なことは何か、限られた時間の中で達成するには何から手をつけるか、何に時間やお金を集中させていけばいいか考えてみてはいかがでしょうか。今回は、ビックロックの法則(大きな石理論)について説明しました。最後までお読みいただきありがとうございました。

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