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お試しマーケティングの威力

スラックスが欲しくて街に出かけた。

一軒目、そのお店で必ず買おうというつもりではなかった。

スラックスのコーナー。ラインナップは少ないがサイズの種類は多い。
夏はブルー、秋冬はブレザーに合わせやすいグレー系。ブルーとグレー系を各一本選び試着をすべく感じのいい店員さんに声をかけた。

通された試着室はとてもきれいで広かった。最初に選んだものが少しサイズが小さかったため、もう1サイズ上を持ってきてもらった、何本か試した結果、二本のスラックスを購入することに。一本しか買うつもりはなかったのだが。試着室に加えて店員の清々しさ、少し難しい表現だが、お客様にストレスを与えない接客は見事としか言いようがない。満足できる買い物だった。

トライアルマーケティングは今やどんなサービスでも欠かせない。スーツや洋服は昔から試着が当たり前に提供されているが、心地よくゆったりと試着ができる空間は、試着という顧客のトライアルイベントをよりハードルの低いものにしていた。つまりお試しが当たり前の業界でもリードコンバージョンを引き上げることがまだまだ可能だということに気付かされた。そう考えるとZOZOSUITも変化球だが素晴らしい発想だった。

お試しマーケティングの威力を最大限にすること、世の中のマーケッターはまだまだ深掘りできる。

いつもありがとうございます。書きたいこと徒然なるままに書きます。