見出し画像

経営において金は命の次に重い!

 どこかの漫画で聞いたセリフかもしれませんが、会社経営を始めると、何をおいても資金繰りが命の次に大事な要素となります。

経営相談でも損益計算書よりも、なるべく資金繰表を作成してくださいね とお伝えしております。

どういうことでしょうか。

キャッシュ・イズ・キング

 いくつかの会社で経営をおこなってきましたが、月次、週次、日次資金繰など様々のパターンで管理をしてきました。

要は売上げたのが9月なのにお金が入ってくるのが11月等入金が遅れる場合が、大変な危険を伴うということです。

売上と入金に差があるときに、せっかく売上げて黒字なのに、キャッシュがなくて支払いができずに倒産、いわゆる黒字倒産の危機という状況をいくつも見てまいりました。

私自身も数カ月後数千万円足りないという、事態に陥ったことがあります。

それを聞いたときは脇汗、背中に汗が吹き出すというなんともあまり経験したくない状況でした。

その後必死に各所をまわりなんとか切り抜けましたが、もっと早くわかれば、スムーズだったなぁと思っております。

場合によっては、頭を下げて回収を早くしたり、支払いを遅らせる手配をとったりと、様々な余計な仕事をすることになります。

取引条件を変えてももらうことは、今後の信用問題にもなります。

なんとかキャッシュがまわるように調整をしつくすという動きをします。

 経験した会社では、代表が一切そういった動きをせず、代わりに自身で動いて、なんとか従業員さんの給与を支払いえるように調整したりもしました。

給与が止まれば、従業員さんは当然生活に困るため、会社から離れてゆきます。

一人でできることは限りがあるので雇用しているのに、従業員さんがいなくなっては何もできなくなります。

一番身近な従業員さん、取引先に迷惑をかけないような資金繰を事前に行い信用を維持しましょう。

何をおいても命の次に金が大切 というお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?