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KINJO JAPAN誕生ストーリー!vol.2 唯一無二のグラスへの飽くなきこだわり

こんにちは!錦城護謨(きんじょうごむ)株式会社にて「KINJO JAPAN」プロジェクトと会社広報を担当しています、水田です。

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」をきっかけに、多くの方々の応援によって世に送り出せた、“割れない”シリコーンロックグラス「KINJO JAPAN E1」

KINJO JAPANの第一弾のアイテムである、シリコーンロックグラス「KINJO JAPAN E1」

今回は、第3回シリーズ「誕生ストーリー」の第2弾。シリコーンロックグラスのデザインはどう生まれたのか?をお話ししていきたいと思います。
>>第1弾はこちら

デザイナー小林新也さんとの奇跡的な再会

錦城護謨本社前にて、デザイナー小林新也さん(写真中央)とKINJO JAPANのプロジェクトメンバーとの一枚

八尾のものづくりを世界に届けるプロジェクト、YAOYA PROJECTをきっかけにスタートした、錦城護謨の技術を生かした商品開発への新たなる一歩。

実はこのプロジェクト前からも、「デザイナーさんの力を借りて、“技術をかたちにしていく”」ということを新しい事業のかたちとして模索していました。

ものづくりを通じて自社の誇りになる製品がつくりたい。

そんな想いを持っていた頃、とあるご縁でデザイナーの小林新也(こばやし・しんや)さんと出会います。小林さんはシーラカンス食堂の代表であり、地域の技術や地場産業に対し、デザイン・商品開発・ブランディング・海外販路開拓まで手がけらっしゃいます。デザインに関する知識など全く無い私たちの言葉に、真摯に向き合って下さるそのお人柄に、デザイナーというより「この人」とぜひ一緒に何かを生み出したい、そんな思いが高まっていました。

台湾での打ち合わせの様子

そして、その頃スタートしたYAOYA PROJECT。本プロジェクトは、選抜されたデザイナーと企業がマッチングを行い、商品開発を行う場です。
その当時、取組みを前向きに進めたい思いと同時に、小林さんと共にものづくりを行う夢より先に、このプロジェクトが進んでしまうことに一抹の寂しさを抱えていました。

が、とある日、YAOYA PROJECTの詳細をみると…

「デザイナーさんのなかに、小林さんもいてる!!」

プロジェクトにて登壇するデザイナー小林新也さん

実は、小林さんはYAOYA PROJECTのメンターとしてプロジェクトに参加しつつ、代表を務めるシーラカンス食堂としてもデザイナー枠でエントリーされていました。これにはメンバー全員が驚き、奇跡のような再会とご縁をいただいたと思いました。

未来を見据えた最高の提案

YAOYA PROJECTが進み、実際に7〜8名のデザイナーさんに提案いただいた約30案ものアイデア。
「ゴムの機能性とお客様がはっと驚くようなデザインを兼ね備えた案を、公正な目で選ぼう。」と掲げながら、そのなかでも贔屓目なしにダントツに素晴らしかったのが、シーラカンス食堂 小林さんが提案してくださったシリコーンゴムでできたグラスの案でした。
小林さんの提案には、技術・デザインだけでなく、その先の販売展開、会社としてのあり方、シリコーンゴムの未来性までをも構想し、製品に落とし込んだ素晴らしい未来図がありました。

小林さんにお願いしようということに、私たちの迷いはありませんでした。

そこから、私たちの商品開発のチャレンジが始まるのです…。

「もっと良いものを!」妥協しないものづくり

ディスカッション風景

デザイナーとのマッチングを終え、商品開発のスタートラインに立ったのは2019年11月のこと。そこから、2020年2月には台湾での展示会実施、クラウドファンディングへの挑戦という計画がなされました。

そして自社オリジナルブランドの開発は、これまでのクライアント企業さまの製品部品を製造する工程とは異なり、コンセプトメイクから形状のデザインまで、猛スピードで進みました。

再追求したデザインへのこだわり

小林さんのデザインをもとにオリジナルの金型を開発。金型の磨き上げから成形までにかける時間の調整など、数多くの工程を経てグラスの開発を進めました。
そしてついに完成した記念すべき一作目のグラスは、アタラシイものや体験の応援購入サービス【Makuake(マクアケ)】にてみなさまにお披露目する運びとなりました。

洗練された見た目でどんな生活シーンにもなじむKINJO JAPAN E1

デザインも、金型もすべて作り直す。形状を見直す

Makuakeでは本当に多くの方に応援いただき、達成率939%!そしてツイッター(現:X)では14万いいね!を記録するなど、縁の下の力持ちとして活動してきた私たちからは想像もできないような反応をいただき、本当に驚きの日々でした。

そんな最中に起こった出来事が、デザインの見直しでした。

デザイナーの小林さんが私たちとのディスカッションや、素材がもつ可能性、技術力に触れてくださるなかで生まれた気持ちが、
「光の取り込みを高くするデザインと、より高級感のあるデザインの追求」
でした。

光をあてると美しさが一層際立つKINJO JAPAN E1

そこには、CGや3Dプリンターではイメージしきれない、磨き上げられた最高の金型と実際、シリコーンを用いたものづくりをしないとわからない点がありました。

より良いものづくりと様々な制約があることを分かっているなかで、迷いながらも私たちに言ってくれた小林さんに感謝し、
「これよりまだ上に行けるの?絶対いいやん!」と思うワクワクした気持ちとともに、私たちも最高のものを作りたい。最後の最後までこだわり、突き詰めたものづくりをしよう。という結論に至りました。

これにより、Makuakeで応援くださったみなさまにはお届けスケジュールの変更をもたらし、ご迷惑を大変おかけいたしました。一方で、Makuakeを通じて、お客さまの応援購入があったからこそできた挑戦ともいえました。

より光を取り込み高級感のあるデザインへ

新たなデザインは、より光を取り込み美しい反射が起こるよう、カッティングはより深く。高級感をより感じてもらうために、底面部分には希少なシリコーンゴムをたっぷりと使い、適度な重量感を持たせました。

これにより、さらにゴムならではの使い勝手の良さと、希少な素材の持ち味を最大限に活かしたラグジュアリーな雰囲気を両立させる唯一無二のグラスがついに誕生しました。

錦城護謨の技術に対する絶対の自信と小林デザイナーのこだわりが融合し、一つのグラスとして仕上がったのです。

光を取り込みキラキラと輝くKINJO JAPAN E1を斜めに立てかけているカット

お客さまへ想いと共に届ける

Makuakeページよりお客様からいただいたコメント

939%の達成率、そして411人の方々に応援購入いただきました初回のMakuakeでは実際にお客様から…

「画期的に感じました 応援しています!」
「楽しみに待ってます。近所にこんなユニークな商品を作っているところがあるとはびっくりです。」
「レンジも使えるのは意外です!でも、便利な逸品ですね!流石、made in JAPAN」

といった声をいただき、多くの支援してくださっているみなさまのおかげでここまで辿り着けたことを実感し、これからも応援くださった方々の声に答え続けられるよう日々進化していきたいと感じました。

プロジェクトメンバーの大川とデザイナーの小林さんの打ち合わせ風景

そして、私たちはただグラスを作るためにこのプロジェクトを続けているのではありません

実は、ブランドには一つの思いを込めていました。

私たちの挑戦は、まだまだ続くのです。それは・・・

>> 第3弾に続く

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