目に見えない相手の想いに近づける
時々息子に本を読ませ、どんなんだったか聞くとぼんやりしたストーリーだけ説明する。しかし、登場人物の心情など聞くとチンプンカンプンな答えが帰ってくる。
ストーリーも大事なのだが、心情はその登場人物の心の中だから実際聞いたことがないので正解はない。しかし、相手の想いを想像することでドキドキしたりハラハラしたりワクワクしながら、登場人物の想いに近づけて近づけて考えるから、答えはこうじゃね?となる。この本質が目に見えないから息子に説明が難しい。
本を読むことは、この目に見えない相手の想いを常に考える習慣がつくので、散歩したりブラブラしていても、見えないものを想像することができる。そうすると今度は、目に見えない悩みや問題を発見したり、今度はその悩みや問題を解決に向かったりすることも、身につくのではないかと思う。
そうすると人間同士も寄り添い合うこともでき、今まで目に見えなかった新しい仕事も発見し、こなしていけるようになるかもしれない。
だから、本を読むんです。
そして、読んで、自分で想いを見つけ、考え、感動すれば、相手のことを考える力がつくのではないかと思うのである。
息子がいつかコミュニケーションの障害も乗り越え、この目に見えない相手のことを考える人になってくれたらなと、いつも想うのである。
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