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「自分の機嫌は自分でとる」という言葉の呪縛

最近よく聞く
「自分の機嫌は自分でとる」
みたいな言葉や風潮がすごく嫌い。
自分で機嫌をとったところですぐにぶち壊される事なんて日常茶飯事。
世の中のママはみんなこの言葉を信じて育児に疲れては機嫌を自分で取ってまた疲れてって繰り返しているの?

人に機嫌取ってもらうのって悪いことなんだろうか。
うちは夫が人の機嫌を良くするのがうまいし場を和ませるのもうまい。
才能だと思ってるしそれが仕事にも活きてると思っている。
私はその夫の気遣いと才能に助けられているし、子供の無邪気な「ママごめ〜んね」(今流行りのなんたら系彼女の真似)にも助けられている。

それで良くない?
もし「自分の機嫌は自分でとる」ことが普通になったら助けを求めるのがみんなどんどん下手になってしまう。
毎回毎回自分で自分の機嫌取ってたら、メンタル壊れちゃうな。
もちろん大人だから自分でも落ち着かせることは出来る。
けどご機嫌にさせてもらいたい時だってあるのよね。

アンガーマネジメントだってさ、子供には通用しないよね?と本を読んでて思った。
だから育児の参考に読むのはやめた。
あれは言葉の通じる大人や、社会で生き抜くための方法のひとつだ。

(独身や子育て中じゃない人を下げてる訳では無いので悪しからず…。)

あと「時間は作るもの」ってやつね。
あれ健康で元気な人が出来るんじゃないかと思うよ。
私みたいにすぐ体調崩したりADHDだったり双極だったり、何かと疲れやすい人間は隙あらば横になって体を休めたいんだよね。
1日お出かけしたら3日は体が重いしほぼ寝たきりになるから。

でもきっとストイックで体力もあって社会に適応できる人たちからすると、このソファで横になってる時間を有意義に使いなさいよって思うんだろうなぁ。
この時間を運動や勉強や家事に使えたらすごく効率的に生きていけるんだろうなぁ、と何度思った事か。

体力の有無も才能のひとつだよね。

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