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カイロンリターン・・・自分癒しの終焉 ②

前回の記事を投稿した翌朝、起きてみると何だか腰に違和感が・・・時々、心身に負荷がかかると腰の具合が悪くなる。といっても、もう今はそんな身体との向き合い方も上手くなって、この日は朝食後に30分ほどヨガとメディテーションをやって調子を整えると、夕方には症状もスーッと消えていった。

普段、SNSに個人的な体験を書くということをしないので、ちょっと身体がビックリしたのかも。自分自身のことを赤裸々に書ける人もいるけれど私はそういうタイプではない。私のネイタル月は12ハウス魚座にあって自分の本当の心の内を表現したり、周りとシェアしたりすることはハードルが高め・・・パッと見そんな風に見えないのはASCが牡羊座で元気良さげに見えるからなんだよな〜占星学を学ぶまでは周りの人が話す自分の第一印象と自分自身が実感する内面とのギャップに人知れず悩んでいた。

カイロンリターンを過ごしたこの1年、そんな心の内にも変化の波がやって来た。そのプロセスの中で自分のルーツを辿ることに取り組んだことは前回にも書いたけれど、そのきっかけとなったのがトラウマの世代間連鎖について書かれたこの一冊だった。

日本語のタイトルがなかなか衝撃的だけど原題は「It’s Didn’t Start with You 」 “How Inherited Family Trauma Shapes Who We Are and How to End the Cycle”

「それはあなたに始まったことではない」というタイトルどおり、様々なケースの紹介とともに家系から引き継いだトラウマを解説する方法、自分自身で取り組めるワークが具体的に書かれていてとても参考になった。

この15年ほどチャートリーディングを続けて来て、いろんな方のチャートを読ませていただく中で家系的なトラウマの連鎖に度々遭遇した。祖父母から孫まで三代に渡ってチャートを拝見する機会もあり、その中には代々に渡って同じアスペクトを共有していたり、人生で先祖と同じようなつらい出来事を体験されるケースもあったりする。ただ天体の配置やアスペクトの相似だけでは解説できないような複雑なケースもあるので、全てに言及できるわけではないけれど、その符合に驚かされることも多かった。

そして、私個人を振り返ってみても、祖母と私の人生には共通するところ(配偶者の病に因る離別など)がいくつかある。ネイタルに日火天のトリプルコンジャンクションを持つのも私と祖母に共通している。

この本を読んで、自分でもワークをやってみて、長年疑問だったことの謎が解けたり、ずっと心に引っかかっていたことが解決したこともあった。もちろん全ての心の傷が家系的なトラウマに起因するとは限らないけれど、個人的には読んでみて納得できる部分がたくさんあった。

そして、この本を知ったのと同じタイミングであるNetflixのドラマを観た。このドラマの中でも先ほどの本についてふれられていて驚いた。

本を読むのはちょっと・・・という方は、このドラマから入ってみるのもいいかも。家系、家族というものと現在の自分の生き方や悩みがどういう風に結びついているのかを知るきっかけになるんじゃないかな。

次回は小惑星カイロンとはどんな天体なのか書いてみようと思います。

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