自分の内臓を洗いたくて未明に外出を繰り返した10代女子の話
子育てをしていると、わが子のことであっても「なぜこの子はこんな行動をするのだろう」とわからないことがあります。
話しを聞いて理解できることもあれば、当人さえ自分の言動の理由を理解しておらず、「わからない」と言われたり、無言を貫かれることも。
私は子育て中の主婦です。
子どもは三人。上の子は思春期に足を突っ込んでいます。
親と子の関係は難しいものです。親の理想を押し付けて良いことはありませんが、子どもの言うとおりにすることが子どものためになるわけでもありません。
子どもと向き合おうと「話し合い」の場を設けても、親が気づかないうちに子どもの主張を頭から否定してしまうことが少なくありません。
子どもが深夜徘徊をするようになったら、あなたはどうしますか。
これは自分の内臓を洗いたくて未明に外出を繰り返した、10代の頃の私の話です。
私はかつて、母親の所有物でした。
気性が激しい母は、支離滅裂な言動が多い人です。夫婦の不満を娘である私で晴らしてもいました。私は当たられ、否定され続け、母にとっては家事をする道具でもありました。
両親の激しい喧嘩は毎日必ずと言っていいほど起こりました。周囲の家にも聴こえるほどの怒号と物が当たる音と、父が母に手をあげる様子を見て育ちました。
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