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めずらしく悩んでしまったこと。

こんにちは、kira です。
退院後の生活の中で、仕事復帰はいつも気になるところでした。
『退院された方へ』
というプリントの中には
「1週間ほど自宅療養で」
みたいなニュアンスのことを書いてありましたが、退院したばかりの私はとてもじゃないけど、社会復帰するにはほど遠い感じがしていました。

退院してから3週間後の診察の時に、仕事復帰について聞いてみたところ、
通常は、というか、私が入院手術した大学病院で同じような手術をした方、もしくは同じ病名で通院中の方のほとんどが仕事をしていない、お年を重ねている方たちなので、仕事復帰に関してはわからない、という答えでした。
私の治療のメンバーでもあるA先生は
「診断書ひとつで休めるなら、休んでもいいと思うけど。」
と、さばさばと言われました。
気が楽になったのは事実です。
体力が戻るまでは、そうさせてもらおうと思いました。

病気が判明し、すぐに入院になり、勤務出来ないことで、会社には多大なるご迷惑をかけたと思います。
すぐに社労士に連絡してくださり、傷病手当の申請手続きができるようにしてくれたり、休職扱いにしてくれたり、本当に感謝しています。
手術の日には上司がメールをくれ、退院後は毎月体調、経過報告の面談をしてくれたり、気遣ってもらえてることが本当にありがたかった。

1月に手術をし、退院後の2月下旬、最初の面談がありました。
この時は、抗がん剤の副作用等考えると、体験したこともないことなので、会社としてもそういった病後の人を勤務させることは初めてのことなので、手探りというか、当面は休職して、まずは体力を戻すことを優先してください、と声をかけてもらいました。
3月の面談時には抗がん剤も始まっており、体力は少しずつ回復してきているものの、体調が良くなかった。それでも、仕事復帰の話は出ていて、5月の連休明けに仕事復帰という目標を立てて、それに向けて頑張ってみないかと、言われました。
正直、体力に自信はないけれど、退職も迫られず、復職させていただけるのはありがたい、と思いました。退職して、新しい仕事を探すにしても、病気の件があるので、むずかしいかな、と。
4月面談時には、とてもじゃないけれど、復職するには無理なくらい抗がん剤の副作用が出ていました。面談がなければ、外には出ていなかったと思います。面談がきっかけでちょっと自分の身なりにも気を使えたり、気分をあげたりしたので、ある意味、ありがたいことでした。
結局、この時の話し合いで、5月の復職は延期になりました。
ただし、条件が付けられました。
8月に復職できる見込みがなければ、雇用について考えさせてもらう、ということでした。正社員では雇えない、雇用形態を変える、いわゆるパートになってもらうか、部署替えをするか、ということも念頭に入れててください、ということでした。
コレが後に、私にとって、とても刺さっていた言葉になります。
その時は気が付かなかったけれど。

抗がん剤は、だんだん慣れてきたけれど、回を重ねるごとに副作用がひどく感じられたり、かと思うと、調子がいい日も出てきたり、なので合間をみて簡単な筋トレも始めました。
8月の復職を目標に、身体を動かして、気持ちをアゲて。

復職するにあたり、いきなりフルで勤務は難しいだろうと、配慮していただき、初めは週3回半日から、徐々に時間を、出勤日数を増やして、11月には通常勤務に戻れるように計画してくれました。
リハビリ勤務、ありがたかったです。
実際、本当に体力がなかった!
日常生活以上に勤務は体力を遣いました。
同僚には体調は大丈夫なのか、と心配もかけてしまいました。

少しずつ仕事をしてく中で、休んでいた間に変更事項等もあり、なかなか感覚が戻らない感じもあり、また、細かいところに気が回らなかったり、小さいミスをしてしまったりと落ち込むことが多かったです。
それでも11月の通常勤務に戻るために、自分なりに頑張ってはいました。

11月の勤務表を作るにあたり、面談がありました。
だいぶ動けるようになったけど、体力が完全に戻っているわけではないこと、排便コントロールがうまくできていないことを中心に話したと思います。

『桐山さんが、大変なご病気をされたことはよくわかっています。
けれど、仕事に来た以上は他のスタッフに心配をかけないように元気に働いてください。本来は仕事だけに集中してもらいたいところ、桐山さんが、少しでもおなかを押さえたり、トイレに駆け込むことをみた他のスタッフはどう思いますか?仕事だけではなくて桐山さんにも気を回さなければならない状況になりますよね。それだけで仕事のパフォーマンスが半減しますよね。
他のスタッフのモチベーションも下がりますよね。
桐山さんを特別扱いするわけにはいかないんです。
私は他のスタッフのことも考えなければなりませんから。
11月からは通常勤務に戻ってもらいますが、やる前から出来ないとは言わないでください。やってみて、出来なければその時は雇用形態についてもう一度相談する必要がありますね。』

遠回しに退職を迫られているように感じてしまいました。
確かに、ご迷惑をかけているコトは本当に申し訳ないと思っています。
上司が言うことも、理解できます。
だからこそ。
この頃から、仕事について悩むようになりました。

このまま、続けていてもいいのかな。


☆読んでくださりありがとうございます。
今回はあまりまとまった文章ではないですが、気持ちのままに
綴ってみました。☆


kira

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