名前をつけて何処かに保存
なにをしても続けられなかった時、自分が飽き性だと思っていた。すぐに物事に飽きてしまうから継続できない、と。
いくかのことを継続できるようになって、飽きる以前にやめていただけだと気づいた。たとえるならば、説明書を読んでいる最中に投げ出してしまっていた。
それが年単位で続けられるようになると、以前よりも一歩踏み込んだ飽きをが生じるようになった。
ある程度自分の中で型ができあがり、「こうやればこうなる」と経験に基づく予測がつくようになったことで、やることが億劫になってくる。
どことなくまとわりつく気だるさをわずらわしく思っていたのだが、ふと悪くないかもしれないと思い始めた。
自分が持っているものを手放すのだ。身につけた思考の枠組み、技術や経験はとても便利で、僕を生きやすくしてくれるけれど、それが足枷になりつつある。
ならばそれを一旦リセットして、新たなアプローチをするチャンスなのかもしれない。
別にこれまでを否定するわけじゃない。別のところに保存しておけばいい。そして、新規ファイルを作成するんだ。そして、複数を比べてみて、いいとこ取りをして統合していけばいい。
そう考えると、自分を手放すことに対する恐怖が薄れていく感じがした。
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