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ズボラな私が続けているただ一つの美容法

いきなり掲げてしまった。このタイトル。
正直に言うと、今ちょっと後悔している。

「美容法」?!! そんな大げさなものか?
誇大表現すぎて、JAROに訴えられるとか??

なんたって、特別なツールも環境も必要ない
一銭のコストさえもかからない
普通の生活の中でできることなのだから。

私が習慣にしていることは、いたってシンプル。
それは、水で顔を洗うこと。

夏はもちろん、真冬も水。しかも流水。
水道の蛇口から出てくる水、そのまま。じゃぶじゃぶっと。

当然洗顔料やせっけんなども使うので。きっちり、落ちるまで。
つるつるになるまで、ざぶざぶやる。
これを朝晩2回、毎日やる。

「冷たさ」への感覚に、若干の耐性が必要なのと
若干の水道代はかかるのだろうが、それだけだ。


タイトルにもあるように、私はズボラだ。

美容カウンセリングも、エステも、ヨガも。からきし興味がない。
整形なんてなおのこと。誰が何してようとどうだっていい。

あーでも脱毛は、ちょっとくらいやりたかったかも。
なんて思うのは、おそらくズボラなところからきている。

今流行りのネイルサロンも、行こうと思ったことがない。
どちらかというと爪は、自分で塗る方が好きだ。
身だしなみ程度にはやっておきたいが、めんどくささが勝ること度々。

スキンケアは徹底してオールインワン。
気が向いたらパックもするけど、せいぜい1ヶ月に1回程度。
メイクはこの歳になっても毎度10分とかからない。
似合わない色だけ避けておいて、人並みに化けられればOK。

体型的にカバーすべきポイントが多すぎるゆえ
ファッションに多少のこだわりがあるにはある。
が。あくまで優先するのは、動きやすさ。
結果、おそらく楽チンコーデの部類に入るのだと思う。

・・・とまあ、こんな感じで。
お世辞にも美意識高い系とは言えない私が
唯一続けてきたのが、この水洗顔だ。

年齢がバレそうだけど・・・ええい。言ってしまおう。
かれこれ30年。くらいになる。


これってどうなんだろう。
他人にしたら「すごいね」っていうことになるのか。

シンプルなりに継続してきた、30年という蓄積。
当の本人はそんなこと、これっぽっちも思っちゃいないんだが。

「習慣にしていること」
今回このお題を目の前にして。

・・・うーん。ないな私には。こういうの。

まったく思い当たらずに。スルーしかけたのだ。

普段の生活のままに、顔を洗おうとしたとき。
ああ、そういえば。
と、なった。

咄嗟に思いつかないくらい
習慣を通り越して、もはや私にとっては日常だ。
何も特別感などない、ごく普通のこと。

きっとそういうものなのだ。
「習慣」は、つきつめれば「日常」になる


たとえば、語学力がそうだろう。
学習を習慣化させて、英会話をマスターしてしまった人は
おそらく英語を話すのは普通の自分で、特別なことと思っていない。
でもできない人間からしたら「英語が喋れるなんてすごい」となる。

絶対音感なども同じこと。
先天的に持っている人も、幼少からのトレーニングで身につけた人も
音を聞き分けできるのは普通の自分。日常の能力だ。
生活の中の音を何の気なしに聞き分けしていて
周囲もそれが普通、くらいに。おそらく思っているのだろう。
実は聞き分けできない人の方が圧倒的に多いと知って、初めて驚くような。

テレビに出ている芸能人が「驚異の絶対音感!」なんてうたい文句で
その特技を披露しているのを何度か見たことがあるけど。
「私絶対音感持ってます!」と声高らかにアピールする人ほど
その能力が特別であることを知っているわけで
つまりはその人にとって日常ではないのだ。
(だからきっと大したことないのだと私は勝手に思っている)

他人からすれば「スゴイ!」と思われるようなことでも
習慣化された結果、日常となってしまった本人にとっては
「いや別にそうでもないよ」という意識でしかなくて
意外と気がつかなかったりするものなのかもしれない。


まして、私のこの習慣は
今どんな結果につながっているのかがまったくわからない。

語学や音感のように、他にもわかりやすい「証拠」があるならともかく
習慣を続けてこなかった自分というのを知りようがないので
どんな効果につながったと示せるものがないのである。

実は肌が白くなってるよとか、しわが少なくてすんでるよとか
「551のあるとき~ないとき~」
「なんということでしょう~~ビフォーアフター!」
みたいなものがわかれば、少しは自己肯定感も上がるんじゃなかろうか。

どなたか、世の中の頭脳明晰な方で
そんなシミュレーション、作ってくれる人いないかなぁ・・・


#習慣にしていること #エッセイ #日記
#美容法 #習慣 #日常

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