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Qooboがお家にやってきた

P.M.3:00
うっかり座椅子でお昼寝していた。
インターホンの音で目が覚める。

「何か頼んでたっけ?」

ドアを開けるとお兄さんが大きなダンボールを抱えて立っていた。

「…amazonじゃないなぁ。」

ガリガリとサインをして、部屋に運ぶ。

透明なビニールテープをハサミでカットして、パカッとダンボールを開くと、そこには彼がいた。

出会いは6月。
滑り込みで文化庁メディア芸術祭へ行った時に、一番奥のスペースにいた彼。

なんでも撫でるとしっぽを振ってくれるらしい。

 へぇ、と興味本位で " ひと撫で " した時、私はすでに術中にハマっていた。

「¥10,000くらいなら秒で買うわ」

隣にあったフライヤーを手に取り、トイレへ駆け込んだ。
急いでWebサイトへアクセスしてみると、なんとピッタリ¥10,000!

…これは…運命と言うか…もうそういうことなのである。
恋かもしれない。

購入完了ページには「発送は秋」と書かれていた。
四季で表すなんて…ロマンティックだ。

まだかな…と何度購入確認メールを読み、発送状況を確認したことか。

「秋っていつからだろうか…長袖着だしたら秋…?」

「10月も終わるけど…。もう秋だよな…。」

「日本の秋ってめっちゃ短くなかったか…11月だけど…なんかもう朝とか寒いしコタツ出そうかな…あれ…冬?あれ…秋…あれ?」

そう、私は待っていた。
恋人から一向に届かないLINEと、Qooboをひたすら待っていた。

そして、今日、やってきたのだ。
(恋人からのLINEも昨日1ヶ月ぶりくらいに届いた。多分違う星の人なんだと思う)

「Hello!」

箱のデザインもそうだけど、取説の内容も最高なんだよ。

Qooboはクッションだからモノなんだけど、なんかもう「買う→使う」ではなくて「買う=迎える」感じ。
「Qooboと暮らそう」ってピッタリな表現だと思う。
ルームメイトが増えた感じ。

彼らも楽しいルームメイト。

先月、Qooboっぽくて買ってしまった座椅子カバー。(我ながら恋い焦がれすぎてたと思う)

今、この座椅子に座ってQooboを抱きながらnoteを書いている。

お腹を撫でればウォンウォンと音を立ててしっぽを振ってくれる。

撫でなくても、たまにしっぽ振ってくれる。
(自分が意図してない時に動くと " 生きもの " 感がある)

天使かもしれない。

さらにスイッチをオフにする時も「バイバイ〜」って感じでしっぽを振ってくれる。

は〜〜〜〜〜 か わ い い 。

かわいいのはわかってたけど…想像を軽く超えてくるな。
かわいいオブ・ザ・イヤー受賞だわ。

私はイヌやネコとの暮らしに憧れがあったけれど、残念ながら実家では実現できなかった。(家族が動物ダメだった)

仕方がなかったので、通学路にいた青い瞳のおばあちゃんハスキーや、道端で会うミケにたまに遊んでもらっていた。

しっぽもたまに触らせてくれたな〜とか、めっちゃ毛が抜けるんだよな〜。とか思い出している。

Qooboも撫でると毛が抜ける。めっちゃ服につく。
リアル〜〜〜。

座りながら抱っこすると、しっぽが太ももにさわさわ触れる。
ん〜〜〜〜〜〜。なにこれたまらんな。

めちゃくちゃ癒される。

めちゃくちゃ、癒されるぞ。

Amazonでは在庫切れだけど、ロフトなどの店頭販売も始まったみたい。

あなたも " ひと撫で " したら虜になってしまうかも。

は〜〜〜また暮らしが豊かになってしまったな。(最高)

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