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ルーティーンの極意ここにあり

 朝のルーティーンとか、筋トレとか、自分に課してる課題というものはいろいろあると思う。というか、朝のルーティーンと筋トレが現在の私の課題なのだが、最近この課題に対しての向き合い方が変わってきたなと思う。

 筋トレは「プリズナートレーニング(ポールウェイド著CCC メディアハウス)」の影響で、それまでは散発的にしていたものを体系化して計画的にするようになった。
 ごく軽いトレーニングから始めてじわじわと負荷を上げていくというメソッドで、怪我もせずに無理なくレベルアップしていけるという素晴らしい方法を実践していった。 
 …つもりだったが、これがついオーバーロードになってしまうのだ。

 早く片手懸垂がしたくて。
 マッスルアップができるようになりたくて。
 そもそもまだ自分ができるレベルではないトレーニングに入ってしまう。
 できる、大丈夫と思ってしまうのだ。
 確かに何回かはできたりする。

 結局、肩を痛めた。
 実はその前から肱には痛みを抱えていた。
 「この痛みは大丈夫な痛みだ」と、訳のわからない言い訳をして、自分で自分をごまかしていた。
 片手どころか普通の懸垂さえできないようになってしまいトレーニングは中断された。

 「プリズナートレーニング」では怪我をしていたり痛みがあったりしても続けられるように極々軽いレベルから始まっていて、そこまで戻ってトレーニングをすれば良いことになっていたのだが、私はやめてしまった。

 ただ、そんなことがあってから休息をとること、休むことは自分が思っている以上に重要で、身体にとっては必要なことなのだと気付いた。

 肩の痛みは慢性化してしまったようで、ある程度以上は良くならないが、だいぶましになった。
 肘の痛みはいつの間にかきれいさっぱりなくなっていた。
 肩の痛みにかまけている間に休息で修復されてしまったようだ。
 あれだけミシミシ、ギシギシ鳴っていた気味の悪い音もしなくなっていた。

 徐々に負荷を上げてレベルアップしていく方法は良い方法なのだが、自分自身の状態を冷静に客観的に見ること、判断することが必要である。できなければならない。
 それは想像以上に困難なことなのである。
 自分の感情、欲望、周りの環境からのプレッシャー。簡単に惑わされてしまう。

 今はトレーニングを再開しているが決して無理はしない。
 負荷を上げるタイミングも慎重だ。
 それどころか体調によっては負荷を下げて済ませることもある。

 だから最初の目標への道は、遅々として進まない。それでもいいと思っている。

 やめずに続けることを最優先としたのだ。
 極意はここにあると思っている。

 

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