のらキタ

定年退職して、野良になりました… 少し時間ができたので、猫たちとの思い出を綴ります 書…

のらキタ

定年退職して、野良になりました… 少し時間ができたので、猫たちとの思い出を綴ります 書いているうちに、これまで、出会ったいきもたちのことも思い出したので、思い出せる限り書いてみます

マガジン

  • のらねこ日記

    私とわが家の40年にわたる猫との思い出です

最近の記事

のらねこ日記いきもの編ハムスター

今でこそ超メジャーな存在になっているハムスターですが、私は高校の生物部に入るまで(約45年前)、その存在をしりませんでした。 当時、ゴールデンハムスターさんが4匹飼育されていて、ハムスター班の先輩の趣味で、体の大きさに準じて、人気力士の名前をつけていました。 もちろん部活なので、文化祭で研究発表をしなくてはならず、ハムスターさんたちは、その季節が近くなると、 迷路学習の実験をやらされていましたが、平素は、ただただ可愛がられていました。 ある日の放課後、生物実験

    • のらねこ日記いきもの編ニホンザル

      子供のころ、地元の駅ビルの屋上に、おサルさん(たぶんニホンザル)が飼われていました。夏場になると屋上ではビアガーデンが開かれ、真っ昼間から飲んでいるおじさんたちも結構いましてた。 ある日、私がおサルさんをながめていると、酔っぱらいのおじさんがやってきて、おサルさんに焼き鳥を与えようとしました。でもおサルさんが近寄って来なかったので、檻のすき間から焼き鳥を投げ入れました。 すると、おサルさんは恐る恐る焼き鳥に近づき、指先でつついては、逃げるを繰り返しました。 焼

      • のらねこ日記いきもの編イルカ

        思いきって、モルディブまで行った私と海好き友達は、すっかりその海に魅了されて、翌年から夏休みはモルディブになりました。 最初のホテルは、遠浅で潜れるポイントまでは、だいぶ泳がないと行けなかったので、その後は交通手段+海の地形なども考えてホテルを選びました。 (でも、なかなか思うようにはいかず、乗り物に弱い私は大変でしたが…) あるホテルの島は、ビーチから割りとすぐに深くなっていて、大して泳げない私でも、ウミガメさんに遭遇したりして、シュノーケリングを楽しめました。

        • のらねこ日記いきもの編南洋のサカナ

          沖縄、サイパンと行ってみたものの、あまり代わり映えしなかった、という海好き友達を、ならばと、モルディブに誘ってみました。 個人的には、テレビで観た水上コテージにものすごく憧れていたのですが、 とにかく乗り物酔いがひどい私としては、モルディブでの移動手段がほぼ船なのがネックでした。 でも、この際だからと、なるべく空港の島から近い島のホテルを探して、モルディブ行きを決行しました。 (モルディブは、小さい島々で1つの島が1つのホテルだったりします) 憧れの水上コテ

        のらねこ日記いきもの編ハムスター

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        • のらねこ日記
          50本

        記事

          のらねこ日記いきもの編南のスズメ

          海好き友達と、毎年沖縄の島々に行っていましたが、時の流れと共に安全のための規制が厳しくなりました。 ホテルのビーチでシュノーケリングするには、ツアーに参加しなきゃダメとか、ウェットスーツを着なきゃダメとか、自由に潜りたい友達は、ちょっと不満げでした。 では、いっそのこと海外に行ってみようか、と私たちは、サイパン島に行ってみました。(当時、旅行代金は沖縄とあまりかわらなかったので) マリンアクティビティのできる観光島があり、そこで1日海水浴をしたのですが、パーム

          のらねこ日記いきもの編南のスズメ

          のらねこ日記いきもの編海のいきもの

          突然ですが、私はヒトデが苦手です。 子供のころ、小学舘の学習雑誌の理科のページで、小魚を捕食しているヒトデの写真を見てからです。 それは、ヒトデの体の中心にある口から小魚の頭がのぞいているもので、 『あんな、目も鼻もない、ろくに動きもしない生き物が魚捕まえて食べるんだ!気持ち悪!!』と、幼心に衝撃をうけた私は、以来ヒトデを見るのもいやになりました。 しかし、毎年夏休みに訪れていた母の実家は、千葉の漁師町で、浜に行くと網にかかったヒトデが山ほど捨てられていました。

          のらねこ日記いきもの編海のいきもの

          のらねこ日記いきもの編鳥好きの家

          高校生物部の友達で、家の庭に鳥小屋がある子がいました。 そこでは、数羽のセキセイインコさんが飼われていました。 ある日、その庭に大きな見慣れぬ鳥が舞い降りました。 キジくらいの大きさでしっぽが長く、 ウズラのように地味な色味のその鳥は、キンケイチョウ(金鶏鳥)のメスさんでした。 どこかから逃げてきたのでしょうか? 仕方なく、友達はそのキンケイさんを鳥小屋で飼い始めました。 すると、数の優位でインコさんたちは、新参者のキンケイさんをいじめ始めました。 基

          のらねこ日記いきもの編鳥好きの家

          のらねこ日記いきもの編タヌキ

          駅から徒歩5分、坂の上の高級住宅地で、夜8時ごろ、仕事帰りの私の前を何かが通りました。 猫さんにしては、まるっこい体のわりに足が細いな、と思ったら、その子がくるっとこちらを振り向きました。 タヌキさんでした。 私と目があったタヌキさんは、焦ってその場から逃げようとしましたが、 偶然地面に落ちていたコンビニ袋に後ろ足を引っかけてしまいました。 逃げてもついてくるコンビニ袋に、 ますますパニックになったタヌキさんは、めちゃめちゃそこら辺を走り回り、横のお家の生け垣

          のらねこ日記いきもの編タヌキ

          のらねこ日記いきもの編昆虫

          子供のころ住んでいたアパートでのお話です。 その頃は、笹やぶやススキの原っぱなどがたくさんあって、ある日、小学生だった私は、カマキリの卵を見つけて、それをプラスチック製の虫かごに入れ持って帰りました。そしてその虫かごを玄関のフックにぶら下げたまま、その存在を忘れてしまいました。 ある日、母の悲鳴が響きました。 玄関の虫かごの中で、カマキリの卵が羽化して、大量の小さいカマキリさんたちが、虫かごの網目からボロボロと玄関の下駄箱の上に落ちていたのです。 小さいカマキ

          のらねこ日記いきもの編昆虫

          のらねこ日記いきもの編プラナリア

          高校では、人寄せウサギの流れで、 なんとなく生物部に入部した私は、 プラナリア班に所属しました。 理由は、なんだかよくわからない生き物だから。 プラナリアとは、扁形動物門有棒状体綱三岐腸目に属する動物の総称で、 実際に部活で飼育していたのは『ナミウズムシ』というものです。 山の中の清流の石の下などに生息している体長2~3cmで矢印のような形をした平べったいナメクジのような生き物で、恐ろしいほどの再生能力をもっています。 体を切ると、切った部分が再生するの

          のらねこ日記いきもの編プラナリア

          のらねこ日記いきもの編コウモリ

          大学生のころ、夕方研究室の窓からグラウンドの方をながめていると、なにやらアゲハチョウ位の大きさのものが数匹パタパタと飛んでいました。 コウモリさんでした。 たぶん、遭遇したことは今まであったのかも知れませんが、あまり意識してながめたことがなかったので、 『へー、こんなところにもいるんだ』 (当時大学は、世田谷区にありました) と、思いながら観察していると、 同じゼミの学生が、 「コウモリは、超音波を使って行動しているから、これを向けて作動させれば、コウモリを撹乱できる

          のらねこ日記いきもの編コウモリ

          のらねこ日記いきもの編奈良の鹿

          北海道旭山動物園に行った時、エゾシカのオリに、飼育員さんのこんなレポートが貼ってありました。 『出張で奈良に行ったので、鹿せんべいを買ってきて、エゾシカに与えてみましたが、見向きもされませんでした…』 ところで、 私の修学旅行は中、高とも京都・奈良だったのですが、高校の修学旅行で、行きは地震、帰りは台風に遭遇し、3泊4日のうち実動2日だったので、いつか奈良リベンジ旅行をしてやろうと思っていました。(京都は、行く機会が結構あったので) そして仕事を辞めて時間

          のらねこ日記いきもの編奈良の鹿

          のらねこ日記いきもの編アザラシ

          学生のころ、デートで上野動物園に行き、ゴマフアザラシを見ました。 そのアザラシさんは、水の中の岩と岩の間にすっぽりとはまるようにお腹を空に向けて寝そべっていました。目と鼻の穴をぴったりと閉じて、まるで直立不動の姿勢で沈んでいるので、いつ息継ぎするんだろう?と言う話になり、彼氏と2人、ずっと無言で観察してみました。 結果、30分たっても全く変化なしだったので、あきらめてその場を立ち去りました。なんとなく気まずい青春の1ページでした。 社会人になってから、動物

          のらねこ日記いきもの編アザラシ

          のらねこ日記いきもの編ニワトリ

          私が子供の頃は、縁日の露店でよくピンクや水色に染められたひよこが売られていました。 売られているひよこは100%オスなので、大きくなると赤いとさかが立派なニワトリさんになります。 そうなると、朝の『コケコッコー!』が始まり、ご近所迷惑になることもあります。 実際、飼いきれなくなったニワトリさんを公園などに捨てる問題も起きていて、ニュースになっていました。 高校時代の友人の弟さんは、帰宅途中、近所の公園を通り抜けた時、何やら頭上から気配を感じて見上げると、大き

          のらねこ日記いきもの編ニワトリ

          のらねこ日記いきもの編ペットの散歩

          昔、近くのバス通りの歩道を猫さんを連れて散歩している人を見かけました。 首輪にリードを付けられた猫さんは、おとなしく飼い主さんの横をトコトコ歩いていて、『どうしたら、あんなこと出来るんだろう?』と、私は思いました。 今の家に引っ越した時に、家に慣れない猫のボーちゃんに父がリードを付けて玄関前に繋いでおいたら、お隣との境のフェンスを飛び越え、父が気がついた時は、リードが短くなってしまい、ボーちゃんが2本足で立っていたなんてことがあったので、猫さんの散歩は絶対無理だと

          のらねこ日記いきもの編ペットの散歩

          のらねこ日記いきもの編ゾウ

          今回も、犬好き馬好き友達との旅の思い出です。 タイのプーケット島に行ったとき、観光でゾウさんに乗りました。 2階建てのやぐらから、ゾウさんの背中に取り付けられた2人がけのベンチに座り、ジャングルの中を散歩しました。 途中ゾウさんは、歩きながら鼻でバナナの木?をバキバキとへし折り、ムシャムシャと食べていました。ながら運転です。 ゾウ乗り体験終了後、友達がポツリと言いました。 「ゾウ使いさんみたいに、直に乗れるのかと思った。ゾウさんの首のところにまたがって、耳を

          のらねこ日記いきもの編ゾウ