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茶道日誌 「小唄の水指」

少し、春日流の小唄を嗜んでいます。

小唄の中には、茶の湯を題材にしている唄がありまして、それを身に付けたく稽古をはじめて何年経つか。。。

その中でも有名なのは「水指」です。
水指は釜の湯調を整えるための水を入れておく容器ですが、二人の中を「水をさす」に掛けています。その他にも色恋を匂わせる道具組です。笑

水指の二言三言言いつのり
 茶杓にあらぬ癇癪の
わけ白玉の投げ入れも
思わせぶりな春雨に
茶巾しぼりの濡れ衣の
口舌もいつか炭手前
主をかこいの四畳半
嬉しい首尾じゃないかいな

数年前に三越劇場で唄わせて頂きましたが、来年も唄わせて頂きます。

そして昨夜
いつも、お師匠さまから茶の湯に関わる唄を教えて頂くのに、今回は、切れる別れるとの旦那と神楽坂の芸者の話。。。「湯島境内」です。
お師匠さまは、なにゆえ私に。。。

久ぶり髷も似合った二人連れ
梅もほころぶ境内で
嬉しい思いも束の間に
義理にせかれた切れ話
お蔦が涙なくなくも
くぐる鳥居の影暗く
月もおぼろの春の宵

頑張って稽古します。
ではでは

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