女って、単純だ
「美容は自尊心の筋トレ」という本、タイトルだけで興味がわいたにも関わらずまだ読んでいないのだけど、すぐ手に取らなかったのは、タイトルだけで言わんとすることがわかったせいも大いにある。
まさに、美容は自尊心の筋トレだ。
自尊心は、筋トレのように毎日コツコツ鍛えて磨き上げていくものなのだ。
先日、Netflixで配信されている「クィア・アイ」のJAPAN1話を観たのだけど、三鷹で在宅ナースをしているようこさんの変身っぷりが凄まじかった。
自分の寝室さえも利用者に明け渡し、キッチンの床で寝起きして髪もしばらく切っていなくて、メイクも服も無頓着だった彼女が、ファブ5と呼ばれる5人のクリエイターによってみるみるうちに外見も中身も明るく美しくなっていく。
その様を見て、まさに美容は自尊心の筋トレだと思ったし、気持ちの持ち方しだいで女性はいくらでも綺麗になれると確信した。
女って、単純なのだ。
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はじめて彼氏ができた翌日、会社に行ったら先輩パートさんに「なんか艶っぽいね!」と言われたことがある。
自分としては髪型もメイクも特段力を入れた覚えはなく(むしろ何かを悟られないように普段よりも地味にしたつもりだった)、制服姿だったので変化の兆しも表れようがないと思っていたのだけれど、表情があまりにもわかりやすかったのかもしれない。
外見を磨くのももちろん大事だ。
ただ、中身も合わせて磨いていくためには、外見もある程度「納得のいくレベル」にないと、そのスタートさえも切れないと思う。
ようこさんの笑顔を見ながら考えた。女性とか男性とか、そんな性差だって本質的な問題ではない、気持ちの持ちようでいくらでも切り開けるものがある。嫌なことがあった、落ち込むことがあった、そんな時に自分で自分を前向きにできるかどうか。自尊心を保てるかどうか。
大丈夫なはずだ。だって、女は単純だから。
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