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まるであたかもそうなるかのように

ガスコンロの調子がよろしくなく 火がついても消えてしまったり熱くなりすぎると弱火keepすっ飛ばして消えてしまったり
はて?考えられるのは電池切れなのだけど まだお知らせのランプは点灯していないしなあ どちらにせよもう夜なので明日電池入れ替えてみよう

替えの電池ストックあったかしら? どこだったかなあーとありそうな所を探しながら結局ストックケースの中をお掃除する事になり ああそうね 確かにここも片づけなきゃと思ってた所だよね と笑う
結局欲しいサイズの電池はなくて翌日買おうとなり お片付けもそこだけ済んでサッパリして布団に入る


お布団入ってから頭が働きだす
ん?いつもの電池切れと違うパターンだからもしかしたら壊れちゃったのかしらん? 買ってからどれくらいだっけ? 買い替えると幾らくらいかなあ? あ!年末だからもう粗大ごみ間に合わないかも! 壊れたコンロ年越しで置いとくのヤだなあー 粗大ごみで下まで降ろすのも大変だなあ 出すときは早起きしなきゃ ・・・・・

・・・・ あ!! また頭が暴走してたぞぉ~
明日電池買って確認しようって決めたのに いつの間にか粗大ごみ出すことにまでなって指定時間までに出せるか心配してたぞぉ~

と行けるところまで思考暴走してよーやく我に返る
すごいよねぇ ちゃんとやる事決めたのに 心配する種見つけてどーしようってやってるんだから どれだけ想像豊かなんだろう

翌日電池買って取り替えたら まるで何事もなかったかのように今までの動きに戻って速攻解決



その時起きていた目の前の現象は 調子の悪いコンロがある って事だけでその対処(明日電池買おう)まで決めて
なのに頭はそこからどんどん物語を作り出し どんどん不安材料を増やして行ってた
これが無意識に日常的に繰り広げられている頭の物語の世界 続けていればずーっと終わりなくあちらこちらへ展開させてストーリーが増えていく
ほんでもって残念なことに 自我さんのストーリーは心配方向へ発展させるもので 喜ばしい出来事はそれ以上展開させにくいから試してみるといい

久しぶりに起承転結目の前で繰り広げられたから可笑しくって 我ながら思考すごいなーと その瞬発力と粘りにある意味感心しちゃったりして


こうやって自分のアホさ加減をどんどん尻尾つかまえて ああこうやって今までドツボにはまって行ってたのかと分って来ると 何度も繰り返し思考に取っ捕まるのだけれど そのうち笑っちゃうようになる

だって実際の目の前の出来事は「明日電池入れ替えてみよう」でその場は終わっているのによ? そこから「もしこうだったら」でどんどん不安材料発展させていっちゃうんだから そしてみーんな同じような事を毎日毎日繰り返し頭の中でやってるんだから 地球中優れた作家さんだらけ!

これはもう自我や思考のシステムだから この身体というものを使って生きている以上無くなることはないけれど こういう仕組みだと知って距離を置くことは出来るし そうする事で少なくとも知らない時より自我や思考にぐるぐるに巻き込まれることはなくなる 巻き込まれたとしても今回のようにハッと我に返って笑っちゃうことが出来る



不思議なことに
自分の真ん中 静かなところ 安心なところ
に戻ると この思考や自我は追って来れない

それまでガチャガチャ騒いでいたものが
すぅーっと消えて静かになる
そこから観ると 不安はない
身体もゆるむし 呼吸も深くなる

不安はなくなるからそこへ逃げ込め
ではなくて
一旦その安心感を思い出して
呼吸を整えて 静かになってみれば
今まで不安だと思っていたソレが
別の角度からみれるようになるかもしれない



不安やオソレは自我やエゴの担当だから
だから
本当にその不安やオソレはあるの?ってとこに
戻って観てみる

それは自我の声じゃないの?
エゴの声じゃないの? 

もう 持ち物として
それらは要らないセカイになってる

今まではそれらを原動力として
色んな動きに活用してきたけれど
もうそのやり方はシマワレている

まだまだ惰性でそれらが動いているから
だから自分で気を付けて 見つけて
笑っちゃう

見つけるたびに弱まって来る
だんだん見つけるのも早くなってくる

で それは無くならないものだから
そういう自分があってもいいんだと
思えてくる
だって無くならないものだもの

そうやって 強弱のバランスが変わって来て
ゆるやかに 自然に 整えられていく



少しずつ
あ これで大丈夫なんだ と
あんしんが ひろがっていく

ありがとうございます。 お受けしたサポートのお気持ちは、この巡りのなかで循環させられるよう、ありがたく使わせて頂きます。感謝致します。