見出し画像

「最終学歴」ではなく「最新学歴」らしい

5年前に編入した大学の卒業が決まった。包括単位を含む卒業単位を満たしてついにその日が決まった。
3年編入なので本来は最短2年で卒業できるのだが、何せ時間を持て余す有閑マダムはちびちびと、否、コツコツと学習を進めた結果がこの三月弥生にホタルノヒカリと相成ったわけだ。留年と言う勿れ、さしずめ学習延長であろうと本人は思っている。
そして今、女子大生という肩書の心地良さと学割のお得さを手にしたおばさんは再びリカレントで次のフェーズへと進もうとしているところなのである。
私の名誉のために触れておくが、背中を押したのはそれだけではない。ステマのように端末に流れてきたある大学学長の掲げる『【最終学歴】ではなく【最新学歴】を!』というフレーズに出会って、いとも安直に、次の学びはここなのかも?と啓示に導かれたように閃き腹が決まったのだ。


…となるとやることがいっぱいある。
入学要綱等提出書類の確認したりってワクワクするけどめんどうくさい。
在学中の大学に卒業証明書や成績証明書の申請とか、あと証明写真とか撮るのだが細かい注意事項がほんとうにめんどうくさい。
美容室に行ったその足でそばのコンビニの店頭にある証明写真ブースに飛び込んだ。どうせ実物以上には映らないのだし、テキトーでいいか?
千円札を投入して出来た写真がマジ使えねぇレベル、ブルーのバックにブルーのセーターが反応してしまいクロマキー合成が失敗したように仕上がってしまってお金をドブに捨てた。
悔しいが写真屋さんで撮り直しをしたら、顔の傾きや口元のゆがみを直すところから始まりホワイト板効果も標準仕様で1600円で仕上がった。最初からここに行けば良かったと思うのは後の祭りである。

そんなこんなで、まもなく願書受付が始まる。多分不合格になることはなさそうで(リカレントでWeb-learningだからか?)これでめでたくこの春からも続けて女子大生を名乗り、学割で美術館に通ったり公共交通機関を使いこなしたり精進する所存。
心理学の次は、美術史やデザインの概念の勉強をやりたいと考えている。

わたし、がんばれ~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?