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椎名町 - 炭火焼鳥 やま田

立教大学を卒業しているのでこの界隈には馴染みがある。当時、友人が何人かこの辺で一人暮らししていた。けれど一人飲み目的でふらっと椎名町に足を運んだことはない。

2018年は心機一転の年にしたい。その手始めとして「馴染みの店で妥協せず新しい店を開拓し続ける」という取り組みを始めた。取り組みなんていうと大袈裟かもしれないけど、見知らぬ店に「ういーす、一人だけどダイジョブ?」などとなぎら健壱のような軽いノリで突撃できる性格ではないので、それなりに心理的なハードルは高い。

「孤独のグルメ」で五郎さんが店の外から中の様子を伺って「どうしよう・・・」と躊躇しているシーンが好きだ。それは僕も同じだから。大人の男でもそこで躊躇するのは別に恥ずかしいことではないのだ、と励まされる。

いや、もしかしたら恥ずかしいことなのかもしれないけど。

どんな店でも物怖じせずに突撃できるようになるためには、やはり場数を踏まねばなるまい。この先の人生、まだまだ一人で酒場に足を運ぶ機会は多いはずだ。この経験はいつか必ず実を結び、僕の飲酒ライフを豊かなものにしてくれるに違いない。

というわけでふらっと入った椎名町の「炭火焼き鳥 やま田」。美味しかった。値段も良心的だし、店員も適度にフレンドリーだった。

つくねはちょっとハンバーグ感が強くて、美味しいんだけど違和感があった。他の串はどれも文句なしだった。値段の割には「こだわって焼いてます」という感触があった。

願わくば一本ずつ出してほしかったけど、この値段でそこまで求めるのは酷か。次はまとめてオーダーせずに2本ずつくらいで頼めばいいだけのことだ。

是非また使いたいお店だった。ごちそうさまでした。


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