南インドで日本代表を応援する
インドではホッケーが国技になっている。アイスホッケーではなく陸上で行うフィールドホッケーだ。クリケットと同じく、イギリス植民地時代の名残なのだろう。
しかし実際に南インドで生活していて、ホッケー人気を認識する機会はほとんどない。
ホッケーをしているところや、ホッケーのスティックを持っている人を見かけた事は全くない。
同じくインドで人気なスポーツであるクリケットやカバディのように、空き地やビーチではプレイすることができないからかもしれない。
それはともかく、現在南インドのチェンナイでは、8月3日から12日の期間でフィールドホッケーのアジア大会が開催されていた。
日本代表も出場していると言うことで、せっかくなので最終日の試合を見に行ってきた。最終日は3位決定戦と決勝戦が行われており、日本は3位決定戦で韓国と対戦した。
ちなみに、各国の世界ランキングは以下の通り。
最終日はまず3位決定戦が行われ、その後にインド対マレーシアの決勝戦が行われる。
3位決定戦の時点で、既に客席には大量のインド人が詰めかけていた。
国際情勢はあまり詳しくないが、おそらくインド人にとって日本対韓国はフラットに見ることができる試合なのだろう。例えば日本人にとってのオーストラリア対ニュージーランドのようなものなのかもしれない。
両チームともにミスプレーがあれば嘆息が漏れ、得点や良いプレイがあれば歓声が上がった。
もしこれが日本対パキスタンや日本対中国だったら、日本に多少の肩入れはあっただろうし、日本対インドなら完全に日本人にとってアウェイな雰囲気になっていただろう。
ぼく自身、ホッケーの試合を見たのは初めてだったし、ルールもよくわからないので、以降は写真を中心に競技場の雰囲気を紹介していく。
3位決定戦は5対3で日本の勝利。
試合終了後はスタンディングオベーションで両チームの選手を称える。
3位決定戦の終了後、インドチームの選手が入場してアップを始めると歓声が上がった。
お祭り騒ぎの決勝戦も見てみたかったが、混乱も予想されたので、日本の試合が終わった後はすぐに帰った。
ちなみに決勝戦は4対3でインドが勝ち、無事に開催国インドが優勝を果たしたらしい。
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