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なぜ「IKIGAI」が世界で注目されているのか?

2015年に「Purpose Diagram」の中心の「Purpose of Life(人生の目的)」や「Bliss(至福)」を「生きがい」と訳してみたのですが、2017年に見たPurpose Diagramには、それらの言葉ではなく「IKIGAI」という言葉が使われていることにとても驚きました。

ネットで調べてみると、この図だけでなく日本語の「生きがい(生き甲斐)」という言葉や概念に、海外の方が注目を持っているという記事を見つけたのです。

特に驚いたのは、BBCに掲載されていた記事です。英語圏には「生きがい」に当たる言葉が存在しないそうなのです。

調べて行くと、『Ikigai: The Japanese secret to a long and happy life』というスペイン人の日本愛好家が記した書籍が出版されており、更に調べると、実は『外国人が見つけた長寿ニッポン幸せの秘密』という書籍として翻訳・出版されているではありませんか。

この本は、世界の長寿の地域の調査(ブルーゾーン)、特に日本の沖縄の長寿村の長生きの秘訣を調べていく中で、「生きがい」というキーワードに辿り着いたそうです。

「生きがい」という言葉

日本では「生きがい(生き甲斐)」という言葉は、日常的に頻繁に使われる言葉ではありませんが、聞いたことがある人は多いはずですし、意味についてもなんとなくわかる言葉です。MacOSXに標準搭載のスーパー大辞林で引くと、以下の定義が載っていました。

いきがい —がひ 03【生き甲斐】 生きるに値するだけの価値。 生きていることの喜びや幸福感。「—を見つける」

日本人にとっては馴染みのある言葉の「生きがい」が、他国では当たり前ではないということが、外国と比較して初めてわかったのです。

私が「Purpose of Life」の訳語としてたまたま「いきがい」をいう言葉を使ったのと同じように、海外でも「IKIGAI」という言葉を当てはめて、しかもその言葉の概念自体にも注目を集めている、という状況に不思議な縁を感じました。

そして、なんとなく理解してるつもりの「生きがい」と言う言葉、概念について、より深く知りたいと思うようになったのです。

ikigaiの旅は続く。。。

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