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4/23 45分で何を書く

戸山のスポーツジムで汗を流した後、僕はあまりの空腹に近くのサイゼリヤで外食をした。

いつものように、空腹後の血糖値スパイクで思考がぼやけ、骨盤底筋と腹横筋をゆるませてボックス席のシートにもたれかかる。骨盤を後傾させた最悪の姿勢のまま、作業するつもりで持ってきたノートパソコンでyoutubeを眺め見ていた。

その頃、僕はnoteにエッセイを書いていた。


人に読ませる為の文章は、SNSを全てやめた20歳頃から書かなくなってしまったが、中学生のころはmixiの日記を毎日のように書いていた。

寝る前の頭が朦朧としている状態で文章を完結させて、起きたてのスッキリとした頭で文章を読み、体をのけぞらせてのたうち回る。

何度もこういう失敗を繰り返して、痛みと共に文章を覚えた。

その経験から、文章は僕が気持をある程度表現できる手札として残った。

それをふと思い出したのが半年前だ。
人に読ませる文章を書くのは久しぶりだったが、試しに書いて出してみると思った以上に評判がよく、嬉しくなってすぐに2本目、3本目と出した。


その日は4本目を書いてる途中だった。

書き始めてからは既に1か月以上が経っていて、あまりの遅筆ぶりに嫌気がさしていた。

なんて自分には才能がないのだろうと。


僕の書く文章が好きな友人がいる。
その人が喜ぶような記事を書きたい。

そして書かなければ、と思えば思うほど手が止まった。

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