見出し画像

時短勤務の後ろめたさを解消する「幸せになる超ライフハック」

4月も2週間がたち、そろそろ保育園の慣らし保育を終えて仕事復帰される方も多いのではないでしょうか。

私はこのたび、社内で第一号となる時短勤務制度を利用しての仕事復帰を果たしました。
社内でひとりだけフルタイムで勤務しないことの後ろめたさを感じていたのですが、あることを試すと気持ちが楽になったのでこの記事でご紹介します。


社内第一号として「時短勤務」制度を利用した

私は現在、外資系コンサルティングファームで管理職として働いています。
設立10年ほどの200名規模の会社ですが今まで時短勤務を取った方がいなかったそうで、社内第一号として利用してみることにしました。

時短勤務を選んだ理由

ちなみに長女の育休明けは、フルタイムで働いていました。
しかし私が今回、時短勤務での復帰を選んだ理由は3つです。

長女の育休復帰後が、しんどすぎた

フルタイムで復帰するということは、勤務時間だけなく職場やクライアントからの期待値も出産前のフルスペックで復帰するということです。
睡眠時間を5時間確保するだけで必死で、毎日疲れ果ててました。
当時の私の悲惨な状態については、フリーランスを目指し始めたきっかけについて書いたこちらの記事でご覧ください。

長女の目の治療で、後悔したくない

3歳の長女は右目に遠視があり、矯正中です。
視力を引き出すトレーニングを1日2時間程する必要があるのですが、フルタイム勤務だと帰宅〜子供就寝までの時間があっという間でこの時間確保が難しくなります。
しかし以下の記事でご紹介のとおり、子供の視力の回復にはタイムリミットがあり、後悔を残さないために時短勤務にしてトレーニング時間を確保することにしました。

家計に余裕がある

次女の出産を機に東京23区→大阪の田舎にUターンし、家賃が減りました。
また、今春から長女は3歳児クラスになり保育無償化。
更に自治体の制度で二人目の次女の保育料も無料になるため、固定費がかなり軽くなったのです。
今までの貯金と支出の減少を踏まえて、時短勤務で減給になる分は十分カバーできると判断しました。

時短勤務の後ろめたさをなんとかしたい!"いい感じ"に生きるための5つの指標「PERMA」

自分や家族の心身の健康のために決断した時短勤務なのに、やはりフルタイムで働かないことへの後ろめたさを感じて心がざわざわしていました。

そんなときに、思い出した本がこちらです。

私が愛聴しているVoicyパーソナリティ、精神科医kagshun先生の本で"いい感じ"に生きるために日々心がけるべき5つのことが紹介されていました。

P(Positive Emortion):前向きな感情を出す
E(Engagement):夢中になれる体験をする
R(Relation):人とつながり、居場所を持つ
M(Meaning):自分なりの価値観に従う
A(Achievement):目標を達成する

「精神科医kagshunが教えるつらさを手放す方法 幸せになる超ライフハック」(kagshun)より引用

これらを日常の中で意識することによって、瞬間的ではなく「持続する」幸福感を持ちながら生きやすくなるそうです。

実践したこと

私は時短勤務で仕事復帰する際に、5つのうち2つを実践してみました。

①無駄に謝らない(Positive Emortion)

Positive Emortionとは「楽しいから笑う」だけでなく「笑って楽しくなる」のように、ポジティブな感情を先に出すことで脳がだまされて幸せになるという仕組みです。

この仕組みを利用すべく、復帰時にとにかくむやみに謝らないことを意識しました。
「育休で1年もお休みをいただき、すみません」ではなく、「赤ちゃんと沢山過ごせて、英気を養えました!」。
「時短でご迷惑をおかけして、すみません」ではなく、「時短のおかげで、育児も仕事も両方頑張れています!」と伝えるようにしたのです。

時短勤務しているだけで、周囲に迷惑をかけてないうちから開口一番に「すみません」と謝ってしまいがちです。
しかし意識して育休や時短勤務をポジティブワードで話すことで、気持ちが前向きになり時短勤務の後ろめたさを感じることは少なくなった気がします。

②他の誰かに貢献する(Relationship)

Relationshipの要素のひとつとして人から感謝されると幸福感が増すという脳の特徴があります。

社内の人に時短勤務を取ると伝えたときに言われた2つの言葉で、この脳の特徴を実感しました。

①男性上司から言われた、「近い将来、僕が介護で時短勤務を取るときの参考にさせてね」。
②女性の後輩から言われた、「私、結婚や出産後の働き方に不安があるので時短勤務がどんな感じかお話聞かせて下さい」。

これらの言葉が本当に嬉しかったんです。
それ以来、時短勤務の経験で、私や家族のためだけでなく他の誰かにも貢献できると意識するようにしました。
すると少しずつ時短勤務を取った自分に自信が持てるようになってきました。

まとめ

フルタイム、時短、パート、専業主婦(夫)。
色んな働き方や生き方がありますが、万事うまく行く唯一の正解はありません。
選んだ答えを自分で正解にしていくしかないのです。
そして同じ選択肢を取っても、思考の仕方によって見える景色は変わってきます。

4月から始まる新たな生活に不安や後ろめたさを感じる方は、毎日を"いい感じ"に過ごせる「超ライフハック」をぜひ試してみてはいかがでしょうか?

この記事が参加している募集

読書感想文

新生活をたのしく

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?