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結婚7年目。ワンオペ育児と管理職任用を経て、ようやく見えてきた大切なこと

夫を海外MBAに送り出しワンオペ育児を乗り切り、
仕事では管理職の道に踏み出したら、いろんなことが見えてきました。

夫に会いに行ったシンガポールにて

◼️前提①プロフィールとか

私30代中盤女性、結婚7年目、子はひとりで5歳。
子が2歳の時に夫の海外MBA留学に伴い1年別居しましたが、今は日本で一緒に暮らしながら仲良くやってます。

◼️前提② おしごと

育休から復職後しばらくして管理職任用いただきました。
世に言う課長職のポジションだけど、年齢関係なく実力に応じて機会を与えてくれる弊社においては、優秀な同期たちと比べると決して早くはない任用タイミング。
でも、会社を辞めてまた戻って、子育てしながらひとつの目標として頑張っていた上での任用だったので、任せていただいた時はとても嬉しかったです。

◼️伝えたいこと

「育児と仕事はどちらも大変」
「結婚生活は努力なくして成り立たない」
「結婚したからって相手に全てを求めない」
というシンプルなことに気付き、その気付きの過程を私なりにまとめておきたくて久々にnoteを開きました。
長文乱文ですが、ひとりでも読んでくださる方がいたら嬉しいです。

◼️育児は大変、でも…

育児初期、ほんとに大変で大変で、夫は超激務の外資系企業で昼夜問わずはたらきながら、MBAの受験前で忙しく平日も休日もほぼ家にいなかったのでほぼワンオペ、子が寝てる時間はママ友と励ましあったりインスタの育児アカウントを覗きまくったりしてました。
数多あるダメ夫の事例を見て「あーこれもそれもうちの夫にあてはまるわ」と悲しい気持ちになり、イライラを夫にぶつけていました。
もちろん息子はかわいくてかわいくて仕方なかったけど(今もそう笑)もともと仕事はもちろん、趣味の時間や友人との時間をすごーく大切にしていたので、それが育児のためとはいえ悉くなくなってしまっていたストレスが私にはとても大きかったです。寝れないし。

◼️心から喜べなかった育休

そんなイライラの私の様子をみてか、夫は3ヶ月育休をとってくれました。今思えばあれが彼なりの最大限の寄り添いだったのだと思うのですが(後述)、育休とっても1日の多くの時間を勉強に使っていてなにが育休だ!24時間つきっきりなのが大変なんだボケー!!と思っていました。笑

◼️やめてほしかったMBA

0歳〜1歳をそんな感じですごしたので、夫の超難関MBA合格もあまり喜べず、イヤイヤ期と言われる2歳のタイミングでワンオペを1年間することの不安が大きすぎて、行くのやめてほしいと話したこともありました。

◼️結局何を目指したいんだろう

上のような話を友人にすると、優しい友達がほんとに多いので、とても寄り添ってもらっていました。ただ、一通り話を聞いてもらうと楽にはなるけど、解決はしない。
不満を打ち消すためには根本的な解決が必要で、そのためには「結局何を目指したいのか?」が、すごく大事だと気付きました。

MBA行くのとかやめてほしい、育児もっと参加してほしい、もっと家にいてほしい、私に自由時間をくれ、、
みたいのって、項目で語るとそれそのものが目的みたいに見えるけど、全部ひっくるめて「家族として幸せに毎日全員笑顔ですごしたい」が根本にある故の気持ちなんですよね。

だから、MBAに行ったら息子と向き合ってもらえなくなるし息子かわいそう!時間なくなる私つらい!行くな!と思ってたけど、全員笑顔で過ごすためのhowってそれなのかな?と考えると多分違うことに気づけました。

仮に私と息子は笑顔になっても、それは夫の我慢の上に成り立ってるし、そんなのはもちろん本当は望んでいない。だから、どうしたら家族が全員笑顔でいられるのか考えて、「自分が頑張れること」は何か考えた時に、夫を笑顔で送り出して息子との時間を両親や友人の力も借りながら楽しくすることだと気付きました。
ハードなお仕事と理想の育児をやり切るための体力をキープするために走るとかも含めて笑。

少し脱線しますが、浮気しないでほしいみたいなのも多分同じ感じで、本来幸せになるために浮気はしないほうがいいよね、という前提なんだと思うけど、「浮気しないで」が目的になると携帯の監視したり行動制限かけるのとかは、本質とズレてるのではないかなぁと思います。
ガチガチに監視したら浮気はしない(できない)かもしれないけど、監視された側は極端に人生の幅が狭まるし窮屈で、絶対逆に逃げたくなると思う。笑 
それでお互い安心!で幸せなら、もちろんそれでもよいと思うけども。

◼️管理職になって思ったこと

「仕事より育児の方がずっと大変」
「育児は24時間営業、仕事は自分のペースで休憩もできるしランチとか食べれるじゃん!」というインスタのママインフルエンサーが描いてる育児漫画で見かけて、実際プレイヤーとしてはそこそこうまくやれてた(と自分では思っているだけかもしれないけど笑)私はすごく共感をして、育児一番大変!仕事は大変だけど育児ほどじゃないんだから、仕事してるだけで偉そうにしてるなカスーーー!という脳になっていた。(同じような悩みを抱えてるママがたくさんいることに救われもしたからインスタのママアカウントには感謝してますが。笑)

が、管理職になると、新しいお仕事であることも然り、責任の重さも然り、プレッシャーも然り、気が休まる暇は皆無でした。
意図してないタイミングで大変なことが起こるし、責任範囲の全てなんて直接コントロールはできないし、毎日のように仕事の夢見るから休んだ気がしないし、緊張しながら寝ているから毎日顔がこわばった状態で起きる日々だったし、会社携帯を片時も離せなくなりました。
出産ラッシュって管理職任用時期と重なりやすいし、育児系インフルエンサー系の漫画で帰りが遅いと無視されてるパパたちはこういう想いをしてる中奥さん機嫌悪かったらしんどいな…と思いました。

別に「育児が一番大変」なんてことはなくて(言わずもがな育児は超絶大変だし今も母業父業をやってる人はそれだけで尊敬するけど/あと子どものタイプにもよるから大変度合いもそれぞれだけど)、大変なこと大切なことって色々あるよ、っていうこれまた当たり前のことが腹落ちしたのでした。
(管理職はまだまだ慣れず胃がキリキリする毎日だけどこういう気付きがあっただけで本当に機会をいただけてよかったと思いました)

たまたま私のきっかけは管理職任用だったけど、うちの夫はきっと子どもがうまれてもっと頑張って稼がねばというプレッシャー、経営者と対峙する仕事のプレッシャー、人生の大きな夢であったMBAのチャンスを逃せないプレッシャーと闘いながら育休をとってくれていたんだなぁと思うと、あのフルコミットではない育休も時間差で感謝できるようになりました。夫くんすぐに感謝できなくてごめんなさい。

片方の側面だけ見ていた自分が恥ずかしくなったし、だけどもギリギリのところで、「夫の夢を諦めさせてしまった妻になりたくない」という割と自分向きのモチベーションではあるけど笑、MBAに送り出せたのはほんとによかったな、、と今ではおもいます。

ワンオペライフも両親や友人や可愛い息子のおかげでなんとか楽しめたし(息子が育てやすい子だったのもある!)息子もママの友人を呼び捨てで呼ぶくらいに社交的?になったし笑、感謝の日々でした、夫以外にも力になってくれる人はたくさんいる。

ワンオペ育児しながら管理職任用目指してお仕事の成果を出し続ける!というのは普通にハードでしたが、同僚上司会社や両親に恵まれたのはもちろん、自分自身が決めて頑張り切れたことが大きな自信にもなりました。

◼️これからの人生でずっと大事にしたいこと

何を大変だと感じるかなんて人それぞれだし、何を大事にしてるかも人それぞれ。
一般的にこれは大変、夫はかくあるべき、妻はかくあるべきなんて参考にはなってもあまり足しにはならなくて、自分の対峙している相手が何を大切にしてるのか、どうしたら楽しい関係が築けるのか、そのためには自分は何を守りどこで歩み寄るのかを考えるのがほんとに大事だと思いました。
それを理解するために大事な人とはとことん向き合って対話を続けることがやっぱり必要なんだろうなってシンプルだけど改めて思います。

結婚してないときは結婚しろしろお前はなぜ結婚できないのか、理想が高すぎるだのなんだのさんざん言われて、紆余曲折を経て理想の相手と結婚したからこそ思うけど、
理想の相手と結婚してもずっとうまくいくわけではないし、別に結婚したからって幸せになるわけでもなく、配偶者でも友人でも相手を理解する努力をして相手のことを大事にした上で、はじめて楽しく幸せな関係がうまれるのだと思っています。
(あと、またやや脱線するけど未だに30前後になると世間の結婚しろしろ風潮があったり30すぎて結婚してないと居心地悪い雰囲気があるときくけどほんとにあの風潮はやめたほうがよい、結婚しなくても、それは「しない」でも「できない」でもそれぞれ置かれた環境で幸せな人生を送るための努力をしてるんだから、とてもうるさいと思います、この話を独身の状態でするとやんや言われたので今言う(既婚者が言うと既婚者の余裕でしょとか言われたけどじゃあいつ主張したらエエネン笑))

◼️相手に全てを求めない

相手も自分も人間だから全てのことができるわけじゃないのに、なんでか結婚当初は夫にいろんなことを求めてしまっていた気がします。

頭がよくてかっこよくていつも向上心があって素敵だなーと思って結婚したけど、向上心故になんかいつもとめどなく成長しようとしてるからいつも忙しいし(家いないし)、頭いいからこそ喧嘩しても事実ベースで言語化しないとなんか伝え方にダメ出しされるし(感情をぶつけられない)、まぁかっこいいのは主観なのでかっこいいとして笑、好きなところ故のマイナスまで改善を求めてしまったらもうそれは相手が相手でいれなくなっちゃうよなって思います。

もちろんお互いがお互いのために変わることも必要だと思うけど、まずは認めあって、夫や妻では適さないことは別に全て求めなくていいと思ったら楽になりました。笑
ただ感情を吐き出したいときは夫には言わずすっごく仲良い友達と話したり。笑
別に自分も夫が求めてる全てなんて到底満たしてないしね。

※ちなみに、夫の名誉のために追記/今では度重なるすり合わせの結果週に2.3回は夕飯作ってくれるしなんか色々いいパパです。笑

◼️おまけ

コロナや戦争、首相銃撃、そしてお世話になってる同世代の人たちが何人か重たい病気になってしまったりでなんだか気持ちがズーンとなって未来に不安を感じていたとき、面識もないインスタ覗くだけの友達の奥さん(インフルエンサー)が、「なぜ生まれてきたのかの意味は、自分が生きてるうちに少しでもこの世の中をよくするため」みたいなことを言っていて、とても共感したし救われた思いがしました。

これから世の中がどうなるのか、自分が家族がどうなるのか、不安がないなんてことはないけど、生きてるうちに少しでも世の中がよくなるように…と考えて、自分にできる発信をしたいと思いひさびさに長文を書きました。

長すぎて要点まとまってないけど、自分のことばやふるまいで、誰かの考え方が少しでもプラスになったらうれしいな、思ってこれからも生きていこうと思います。

結構プライベートなことも書いたので恥ずかしいなぁと言う気持ちはあれど、昔はもっとさらけ出してた気もするし笑、宇宙から見たら小さい話だし笑笑、上記のモチベーションと共に発信!

おしまい

#一歩踏みだした先に

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