先日の練習で、改めて大切だなぁと思ったことがありました。

それが、目の前の一本を大切にする重要性です。

「当然のことじゃん」って思いますよね。

だからこそ大切なんだと、最近よく思うようになりました。

ちょっと今日はそのあたりのお話について書いていきたいと思います。

（1）大きなビハインドから、同点               まで追いつくケースが増加した             事例

さて、さっそく本題に入りたいと思います。

近頃、練習試合や本番を通じて「大きなビハインドから同点まで追いつくケース」が増加してきたように思います。

大きなビハインドというのは、人によって様々な解釈があると思いますが、筆者の場合は、５－９や６－１０というように、４点差以上つけられると「おや、怪しい雲行きだな」と思います。

おおよそ、多くの人がそのように感じていることが多いようにも感じます。

そこで近頃は、５－９や、６－１０というようなピンチの状態で同点までもつれるように何か工夫できることはないかと模索していました。

すると、ある傾向をつかんだのです。

どのようにすれば、同点まで追いつく確率を高められたのか、筆者のケースを紹介したいと思います。

❶「どんな球が返球されても、それをさらに          返してやる」というハングリー精神は              そこにあるか

筆者が同点まで追いつく時は、「どんなボールが来ても１球１球、返球してやる！！」

「どんな汚い形であっても、得点して                  やる！！」

と思っている。というよりも、そういった感情の傾向があります。

戦術うんぬんももちろん大切なのだが、ここで大事なのは、そもそも一本でも多く相手のコートに返球しようとするその心構えなのです。

いわば、集中力とも言いかえられます。

その集中力に、戦術や技術がのっかってようやく意味をなすものです。

集中力がなければ、戦術が優れていようともミスがでるし、技術があっても大事な場面で得点できない。

１１点制の卓球では、一瞬の油断が禁物なのは誰もが理解している事だろう。

❷卓球のどんな場面でも役に立つマインド          である

「どんなボールが来ても１球１球、返球して      やる！！」

という心構えが役に立つのは、点差を付けられた時だけではないと感じます。

競った場面、モチベーションが上がらなくて集中したい時、緊張している時など卓球のあらゆる場面で使えるマインドです。

わざわざビハインドになってからではなくても、卓球の試合が始まった直後からこのような意識で試合に入ることができればそれだけでアドバンテージになります。

自分が打球するその1球1球を、大事にできるかどうかが非常に重要である。

❸目の前の一本を大切にできる選手は絶対に      強い

そもそも、トップ選手はみな、負けたくないと思っている。

基本的に負けず嫌いが多い。だから、一本の重みも一般の選手とはちがう。

もちろん、一般選手は負けたくないと思っているが、その思いの強さの違いは計り知れないだろう。

一般の選手は、練習では一生懸命考えたり悩んだりはしているものの、試合本番でのメンタルが原因でそもそもなんとなく試合が終わってしまいます。

とくに、実力がなかなか伸び悩んでいる選手と言うのは、こういった傾向が強いはずです。

練習ではそれが大事なわけだが、試合本番ではそれに加えて「石にかじりついてでも勝つ」という強い意志が必要なのです。

「石にかじりついてでも勝つ！！」というのは「どんな球が来ても絶対に返球する！！」と言うことなのです。

♣まとめ

いかがだったでしょうか！？

当たり前のことすぎますか！？（笑）

最近は、こういうのがすごく重要だなと感じています。

もし、試合をしていてあっという間に点差を離されてしまったり、気づいたら何もできずに試合が終わっていた・・・

なんてことが多い人は、「よし、どんな球が来ても目の前の一本をとにかく相手コートに返球するんだ！！」という意識で試合をしてみましょう。

たとえミスをしたとしても、緊張してなんとなくミスをするよりもずっと意味のあるミスにもなります。

意地でも返球してくるあなたに、相手もプレッシャーがかかるはずです。

次回は、試合で全く勝てなかった友人が、一気に開花した話を紹介させていただきたいと思います。