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人生の本棚

東京での写真を振り返り、ふと、
人の心は本棚のようだと思った。

大小、厚さ薄さ。ほっこりヒューマンな物語から哲学、社会学、テクノロジーまで。

さまざまな本が人生の本棚に並ぶ。
こっそり隅に仕舞っておきたくなる本から、表紙を見せて飾りたくなるものまで。

本棚に並ぶ書籍のジャンルが多岐になるように、年を重ねるごとに色んな感情を知る。
喜びも楽しさも、悲しみも切なさも。

あの頃の童心もそこには並び、たまに思い出したかのように手に取り、絵本のなかのワクワクにふれる。

色褪せて背表紙が剥がれかかった古本にもどこか温かみがあって、栞を挟んだページをめくり、ことばにふれては自分を鼓舞する。

そしてまた、新たに出会うことばに栞を挟む。

紙媒体が薄れてきた今の時代にも、それぞれの人生の本棚には蔵書が重ねられられていく。

色んな本と出会い、様々な感情を体験する。
そうして生まれたことばが、誰かの心に安らぎを与える栞になる。
いつか様々な書籍が並んだ本棚を眺めて、自分の人生を振り返られたら良いなと思う。

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