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美容専門学校を卒業したらどうするの?

美容専門学校は相変わらず人気ですね。
在学中や、卒業後みなさん夢を持っていることと思います。逆に進路に悩んでいる方にも出会うことがあります。

学校でヘアメイクなどの作品作りをしてきたので、メイクアップアーティストになりたい夢だったり、美容部員になりたいという希望を持っている方もいると思います

美容のお仕事就活と聞いてイメージするのはこんな仕事でしょうか?

美容の仕事

  1. 活躍されているアーティストさんのアシスタント

  2. 式場のメイク

  3. 企業や飲み屋さんでメイクが必要な時のメイクアップ担当

  4. 美容院でのメイクアップ担当

  5. 美容部員

  6. 自分でSNSやYouTubeを開設してサービス提供

  7. 自分でサロンなど開業

  8. 美容学校などの講師

メイク中心のお仕事は、メジャーなアーティストにならないと不安定なことも多いです。
メジャーなアーティストさんもコロナの時期にはメイク自体のお仕事はだいぶ大変だったとおしゃっていました。
活躍されている方々はメイクだけお仕事にしているわけではないので、お仕事がなくなることはなかったと思いますが。

しかし、学校を卒業したばかりで同じようにはできないものです。
メイクを勉強したけれど、いつあるかわからない仕事、お給料があまり高くないこともあり、なんとなく卒業したら「美容部員」になった方がいいかなと考えている方も多いようです。

面接や、研修講師をさせていただく機会が多いのですが、今回はそんな皆さんと最初にお話するときに「美容部員という仕事をやっていくには」というお話をしているので一部を書いてみようと思います。


確かに美容部員のお仕事は、メイクだけのお仕事よりは安定性は高いかもしれません。でもその分、責任が大きくなるのも事実です。
美容と名前がついているのですが、「販売」のお仕事なのでやはり売上を立てなければなりません。メイク作品を創ることがお仕事ではなく、メーカーの商品を説明して販売するのが仕事になります。

ブランドイメージに沿ったメイクになるので自由なメイクはできなくなりますし、
服装も髪型もイメージに合わせていきます。
同時に「接客業」でもあるので、接客の言葉遣いや店舗マナーも必須です。

みなさん一番難しいと言われるのが、お客様にメイクをしながら(タッチアップ)、話をすることです。
作品創りではないので、早くきれいに仕上げながらも自由なおしゃべりではなく、販売につながるようにお客様とお話をしていくのはとにかく難しい!
使い方を説明したり、質問に答えたり、スムーズに話をしていくのはみなさん苦労されているところです。

そして、「販売」のお仕事は、メイクをすること自体がお仕事ではないので
商品を販売する=売上が、お給料に関係することになります。いくらメイクが上手でも商品が売れない美容部員ではいられないのです。
(もちろんメイク下手な美容部員は、売上も悪いことも多いですが・・・)

メイクの作品創りが好きな方は、とにかく続かないので「美容部員」は諦めてください。
絶対に挫折してしまうのです。貴重な時間を無駄にしないでください。

でも、「美容部員」として仕事のスキルを覚えていきたい!と思う気持ちがある方にはおすすめします。
学校では習うことができない学びがたくさんあるので、チャレンジしてみる価値はあると思っています。


最後までお読みいただいてありがとうございました。 スキいただけるとはげみになります(^^♪