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母をみて、母になりたいと思った

私は前々から
母親になるのが夢だった。

小さいころからコロコロ変わる
職業的な夢とは対照的に、
これだけはずっと変わらない夢。 

そのわけは、
自分の母がとても幸せそうに生きているから。

母も「母親になるのが夢」だった人で、
私たち子どもが生まれて夢が叶って、
幸せだといつも言ってる。

今まで何度か母に
「お母さんになって幸せ?」「今幸せ?」
と聞いてきたけれど、
毎回即答で「幸せだよ」と答えてくる。
それが強がりじゃなくて
本心だってことは
普段の母を見ればすぐにわかる。 

私の両親は本当に仲良しで
お互いを理解し合っていて、
お互いの愚痴を聞いたことは一度もないし、
外でも言っていないと思う。
母のママ友が来て、
自分の夫の愚痴を話したりしても、
母が便乗して父のことを言うところは
一度も見たことがなかったなあ。

ママ友たちだって、
本当に嫌いで言っていたりするわけではなく
話のネタとして語っているだけなのは
十分承知しているけれど、
母の姿勢はなんだか誇らしかった。 

 ……母自慢が続いてしまったけれど、
とにかく私もそんな母親になりたくて、
今までずっと生きてきたのです。

夢だった母親になって数日。
まだ赤ちゃんの息子のお世話をしながら
「私、お母さんみたいな
母親になれるんだろうか……」
と、早くも不安になったりしているけれど、
ゆっくりでも母に
近づいていけたらいいな。

母になる夢が叶ったってことは、
これからは夢が叶い続ける
毎日になるんだ。
そう考えたらなんて贅沢な毎日……!

夫と協力しながら、
自分が思ったように息子にも
「幸せな家庭に生まれた」
と思ってもらえるよう、
日々精進していこう。

お読みいただきありがとうございました。 あなたすべてのアクションが私の血となり肉となります。大感謝!