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失敗学習


人生での失敗はありますか?
失敗は成功の元とはよくいうものです。

墜落事故から得た成功

旅客機が出来た当初は墜落事故多発していました。
特に1953年~1954年にイギリスのデ・ハビランド社の「コメットMK1」は期待で空中分解する事故が3度起こし飛行停止処分を受けた。
結論、この事故の原因は「飛行機の窓が正方形」であったからだ。
正方形の窓の角から生じた亀裂が機体全体に広がり最後には飛行機がバラバラになってしまいます。
現在の飛行機が丸窓しかないのはそのためである。

だが、重要なのは事故をきっかけにフライトレコーダーを導入されるようになり、原因究明できるようになったのだ。
そう、この「コメットMK1」3度の事故がなければ、今安全に飛べる飛行機は存在しなかった。
因みにフライトレコーダーとはコックピット内でのパイロットの会話などを、毎秒膨大なデータを記録できる機械である。ブラックボックスともいわれる。

2009年に「ハドソン川の奇跡」というのは覚えているだろうか?
ハドソン川へ奇跡的な不時着を果たした。
機長のサレンバーガー機長はその事故後に「現在の飛行機に関するあらゆる手法や規制や手続きは全て、どこかで誰かが墜落した事から学んだ結果だ」と書いている。
この言葉は「失敗からの学習」の最大のアプローチとして、優れたものの考え方の道具として人生の他の領域で活かせる。

自分の脳をごまかさない

例えば仕事に失敗して営業先やクライアントを怒らせてしまった。
そんな時あなたは、同僚と居酒屋で愚痴ったり、極力忘れたりしようとするだろう。
だがそこで現実を受け入れ「自分のフライトレコーダー」を分析できる人はほんの僅かだろう。
これに必要なことは、
(a)現実をありのままを受け入れる
(b)失敗から学習する
という2つである。
人間の感情では、現実は動かせないのだ。
だが最近のSNSでは、ネガティブなニュースに対し感情をぶつけて快感を覚えている。
感情のまま芸能人や経営者、政治家に怒りの文章を送ってもそれは何の生産性もない不毛な作業でしかない。そんなニュースに目を通すのも時間の無駄です。
心理学者・ポールドーラン氏は、「体重が増えつつある人は、体重とはあまり関係ないことに段々と興味の中心を移していく。」と言っている。
なぜなら気持ちを体重からそらす方が楽だからだ。
だが体重が増えるのを認識し、「好ましくない現実」を受け入れる必要があるのだ。

失敗からの学習

失敗の原因を突き止めるやり方にはどのような方法があるのか。
一番良いのはあなたにありのままの真実を示してくれる人生の「パートナー」や「友人」を持つことである。
それらの人たちは、俯瞰的に結果を見て道を示してくれるからです。
だが、注意しないといけないのは、解決案を提案せずに一方的に否定してくる人である。
そしてそんな人間はあたかもあなたの為にという事を言ってきます。
迷うことはないです。そんな人たちとは縁を切りましょう。
そしてもう一つは「あなたの自身のフライトレコーダー」を作っておく事だ。
重要な決断する時に想定できる事、思考の過程、結果など浮かんだら直ぐに書き留める。
そうすれば後で見返す事ができそして分析ができる。
「失敗の学習」が出来たら次は今後の為に突き止めた「失敗の原因」を取り除く努力しよう。