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椿のお話

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思うこと

思うこと

僕の住んでいる別府市の就労B型事業所が指定取り消し処分を受けたと新聞に大きく掲載されていた。

内容としては、利用実績のない利用者を利用していた事にして給付金を不正に受け取っていた(加算も含めて)との事で、その額は1,000万円を超えているようだ。しかもその法人のトップは不正をしていないと言っているそうだ。

同じ就労B型事業所を運営している僕としては、「考えられない」事である。し、腹もたつ。が、

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コソコソするの嫌い

コソコソするの嫌い

先日、新しいB型事業所ができると聞いた。

それはそれでとても良い事だと思うのだが、施設長は僕の知ってる人。事業所ができる事は彼から聞いていた。でも彼は「友達の友達がやるらしい。僕は関わるつもりはさらさらない」とか言っていた。

でもその後何度か会った時の彼の言葉は不思議が多かったから「あれ?」とは思っていたけど。

で、蓋を開けたら施設長。何でこんな小さな嘘をつく必要があるの?

事業所を立ち上

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うちの子の対応

うちの子の対応

うちの子、毎週土日は決まって遊ぶ友達がいる。その子とは家も比較的近くて毎日一緒に学校に行ったりもしている。

何をして遊ぶかといえばテレビゲームだ。お互いの家に行って一緒にゲームをする。そして5時には帰ることになっている。

その友達、自分の事を表現するのが苦手な子なのだ。自分の思った事を言うのが苦手。

僕や妻はその子の苦手な所が何となくわかっていたから、質問して何も返事がなくても大して気にしな

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続けること

続けること

昨日、「別府食堂」を開催した。昨年の7月に第1回を開催して今回が5回目。

これは「孤食」を失くしたい。という思いからみんなで食事を楽しむ機会を提供したいと始めたことだ。食事代は1人300円。今年の4月からは新型コロナウィルスの影響もありお弁当の販売に切り替えているのだが、お弁当を買っていってくれるお客さんの中には「自分1人だから食事を作るのも面倒で。何人かで食べると美味しいけど1人だと味気なくて

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地域と共に歩く

地域と共に歩く

B型事業所つばきラボは常に地域を意識している。地域に守られる存在ではなく地域を守る存在、もしくは共に歩んでいく存在でありたいと思っている。

その1つが「温泉施設の清掃」だ。別府市には約200箇所の共同浴場がある。市民にとって「温泉」はすごく身近な存在で大切な地域コミュニティの場なのだ。僕自身、子供の頃は家のお風呂には入らず近くの共同浴場に行って近所のおじさん達から優しく接してもらったり時には叱ら

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就労支援の事

就労支援の事

前回も少し書いたけど、就労支援は福祉の世界の中でも奥が深いと思う。

事業所を利用する人は色んな障がいがあって利用目的も様々。一般就労に向けて頑張る人、日中活動の場として利用する人、復職したいと頑張る人など。

で、支援者はそれぞれの障がいや目的に合わせて支援をするわけだが、やはり支援に行き詰まるケースもある。

僕たちは数年先の事を考えながら今その人にとって必要なことは何か?を考えながら支援をし

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何がしたいのか?

先日、うちの事業所にこんな電話がありました。「そちらの利用者さんAがうちの事業所の利用者さんBの家に数日前の夜遊びに行った際にお金を盗んだ。事実なら出るとこに出て対処する。」と。僕はとりあえずAさんと話をして確認をします。と答えて電話を切りました。

その後Aさんに話を聞くと、1、確かにBさんの家には遊びに行った。がBさんの言っていた曜日とは違っていた。でBさんは玄関を開けた状態で昼寝をしていたの

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福祉の世界

福祉の世界

4月に開所した事業所、早いものでもうすぐ半年が経とうとしています。利用者さんや職員は毎日暑い中頑張ってくれていて感謝です。そんな中、福祉の世界で感じた(今までも感じていた)違和感?のような事をお話したいと思います。まず、利用者さんの「取った、取られた」の話。B型作業所なんかではよく聞く話です。普通に考えたら利用者さんが移るということは、新しい事業所に今まで通っていた事業所よりも魅力(工賃、人、環境

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2ヶ月経過

B型事業所を開所して2ヶ月が過ぎて、数名ですが毎日利用者さんが来てくれるようになりました。そして一生懸命に清掃業務を頑張ってくれています。

僕たちが「めんどくさいな〜」と思ってしまうような細かい部分の掃除まで丁寧に根気よく作業をしてくれます。そして最初はできなかった作業が徐々にできるようになったり。毎日いろんな変化や成長(時に後戻り)がたった2ヶ月でも見られていて、支援することの楽しさを感じる毎

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事業を始めて1ヶ月

こんにちわ。障がい者の就労施設を開設してほぼ1ヶ月が経とうとしています。利用者さんもぼちぼちな人数で経過している状況です。まだ1ヶ月?もう1ヶ月?どのように捉えていけば良いかなと思いながらnoteしています。

うちのB型施設では温泉施設の清掃を主な業務にしていますが、温泉清掃だけではなく温泉を通して見える自分たちの住んでいる地域の事についても考え、行動していきたいなと思っています。別府には地区温

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これでいいのか

これでいいのか

さあ、新年度がスタートして僕の法人も新しくスタートを切りました。最近うちのような就労B型施設が増えてきています。また新しくできるという噂も。障がいのある方にとっては選択の幅が増えるという点では良いのでしょうが、我々事業者は選ばれる事業所になるための戦略を練って行かなければなりません。ずっと福祉の世界にいる方にとっては戦略を練って人を呼び込み売り上げを上げることに不慣れな方も少なからずいると思います

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いよいよ

いよいよ

いよいよ椿が本格的に動き出します。B型事業所申請のため今年の1月中旬に県に書類を提出し、2週間前に正式に事業所番号が届き、4月1日開所です!順調にここまで進んできたなと思っています。が、正直不安もありました。申請などしたこともなく、1から手探りで書類を作成し提出。しかも2日くらいで仕上げて。だからきっと修正や訂正がたくさん出てきて、4月開所はできなくて開所が遅れてしまうんじゃないかとずっと思ってい

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誰かのためにできる事

誰かのためにできる事

今、うちの事業所では職員を募集しています。そんな時知り合いの人(とても優秀な方で一緒に仕事をしたいなと思っていた方)が、今勤めている会社を退職するとの話を聞いて、早速連絡を取って後日事務所で話をしました。するとその方は、退職して自分で会社を立ち上げるとの事。僕は内心残念だなと思いながら、でも立ち上げると言ったその人に応援します。と伝えました。すると「以外だ」と言われました。なぜ以外かというと、その

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人との出会い

人との出会い

僕は今年厄年です。厄払いもしていません。でも新しい事業が始まります。あまり関係ないかもしれませんが…で、今回、新しい事業を始めるにあたり改めて人との出会いやつながりやご縁を感じました。まず1人目は僕に事業のお話をしてくださった方。業種は違うのですが仕事上の付き合いがあり半年に1度くらいお会いしていたのですが僕は会うたびに「こんな仕事がしたい。あんな事を実現したい」等と一方的に語っていたそうなのです

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