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【1960年代前半】川地民夫主演の不良映画

こんばんは。
今回は、1960年代前半の川地民夫主演の不良映画を紹介します。

爽やかな役を演じることもありましたが、不良ややくざ、サイコパスな青年役のイメージも強いですよね。

今回はすべて白黒作品です。それではスタート!


「狂熱の季節」(1960年)

製作年︰1960年
配給︰日活
形式/時間︰白黒/76分
監督︰蔵原惟繕
出演︰川地民夫、郷鍈治、長門裕之ほか


少年鑑別所を出た明(川地)がジャズ狂いなクズな若者で、やりたい放題やる作品。

若者のエネルギーと時代の空気を感じ取れる映像で、とても刺激的です。

音楽とテンポがよく、蔵原監督らしさも感じられます。


「すべてが狂ってる」(1960年)

製作年︰1960年
配給︰日活
形式/時間︰白黒/72分
監督︰鈴木清順
出演︰川地民夫、祢津良子、吉永小百合ほか


川地が不良グループの一員だが、母親を大切に想う青年役を演じています。

悲劇へと向かっていき、すごい面白いわけでもないですが、とてもエネルギッシュ。



「ハイティーンやくざ」(1962年)

製作年︰1960年
配給︰日活
形式/時間︰白黒/72分
監督︰鈴木清順
出演︰川地民夫、田代みどり、杉山俊夫ほか


高校3年生の次郎(川地)が、町に巣食うやくざたちを一掃しようと奮闘する作品。

今作では、川地が不良の匂いはしますが、正義感のある若者役で後味のいい内容です。ラーメン屋の親父(佐野浅夫)がいい味出してます。

作中、やたらボーダーの服が出てきましたが、1962年はボーダーが流行ったんですかね。



さいごに


今回は、1960年代前半の川地民夫主演の不良映画を紹介しました。

✔︎︎︎︎「狂熱の季節」(1960年)…蔵原惟繕監督

✔︎︎︎︎「すべてが狂ってる」(1960年)…鈴木清順監督

✔︎︎︎︎「ハイティーンやくざ」(1962年)…鈴木清順監督


3作品とも、ジャズが流れるという共通点があります。

川地は「野獣の青春」(1963年)での怪演が有名ですが、「狂熱の季節」(1960年)で(そこに通ずる)クレイジーな役を演じていたわけですね。

ではまた。



▪️ 「狂熱の季節」(1960年)

▪️ 「すべてが狂ってる」(1960年)

▪️ 「ハイティーンやくざ」(1962年)


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