菅野完さん、結構色々なところで首を傾げる内容を動画で発言
菅野完さんの暇空茜さんの発信者情報開示請求が認められる
菅野完さんの発信する情報によると、菅野完さんがなした発信者情報開示請求が東京地方裁判所に認められたようです。
菅野完さんが発信者情報開示請求によって暇空茜さんの住所、氏名等を入手したことについて
9月23日に発信した動画「暇空こと水原清晃との訴訟に関するご報告」の中で菅野完さんはより詳しい内容について触れています。
この中で気になった個所はこの部分でした。
通常の民事訴訟においては、訴状さえ送達することができれば被告の氏名や住所をどのように知ったかについて問題になることはありません。ただ、菅野完さんについては、名誉毀損による不法行為を理由として暇空茜さんが菅野完さんに対して提起した民事訴訟において、同一性が認められない旨の主張をなして、菅野完さんがYouTubeで述べていた「暇空」と暇空茜の中の人が同一であるとは限らないから暇空茜さんの社会的評価が低下することはないと反論しているため、一般社団法人Colaboが暇空茜さんに提起した民事訴訟の裁判書類で知ったと主張せざるを得ない特定方法を避けたいという意図があったものと思われます。ただ、この「暇空」と暇空茜の中の人との同一性は暇空茜さんが原告の民事訴訟でそれほど大きな争点にならずに同一性が認められると思いますし、それなりの訴訟費用を支払って主張を維持するほどのものかと疑問に思っています。
菅野完さんは裁判にあまり負けていないのか
このYouTubeの中で菅野完さんは非常に興味深い発言をなさっています。
菅野完さんが「あんまり裁判で負けていない」という基準がわかりませんが、私が知る限りの菅野完さんに関する民事、刑事の裁判結果は次のとおりです。
原告 生長の家関係者 被告 菅野完
請求理由 シンポジウムを生配信したことに対する著作権侵害
原告の請求一部認容で敗訴
原告 安東巖 被告 菅野完
請求理由 「日本会議の研究」の原告に関する表現の名誉毀損
原告の請求一部認容で敗訴
原告 女性 被告 菅野完
請求理由 社会運動で知り合った女性に対するキスを迫る等の性的暴行
原告の請求一部認容で敗訴
原告 菅野完 被告 立花孝志
請求理由 「レイプした」旨の表現の名誉毀損
原告の請求一部認容で勝訴
原告 菅野完 被告 籠池佳茂、株式会社青林堂
請求理由 「籠池家を囲むこんな人たち」の表現の名誉毀損
原告の請求一部認容で勝訴
原告 菅野完 被告 大袈裟太郎
請求理由 ツイッターやYouTubeでの発言の名誉毀損
原告の請求一部認容で勝訴
被告人 菅野完
被疑事実 米国での女性に対する暴行行為
罰金刑の有罪が確定
私の知る限り、民事訴訟の原告事件ですべて勝訴しているのはさすがだと思いますが、被告事件ですべて敗訴している状態で「裁判あまり負けていない」旨の発言をなさるのは如何なものかと思います。また、敗訴している被告事件についての報告はYouTubeなどでなさっていないように感じます。
なお、刑事裁判では学生時代のテキサス大学事件が解決していないかのようにおっしゃる方が未だにいらっしゃるので弁護人の山口貴士弁護士のnoteをリンクしますが、選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんのポストのような軽微な事件ではなく、被害者のいる事件で有罪が確定したという事実は非常に重いと思います。
念のために申し上げておくと、犯罪の類型として選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大さんが大きく騒いでいる自宅へのパンフレット送り付けやご尊父に対するパンフレット送り付けの方が菅野完さんの米国での犯罪と比較しても「ショボい犯罪」であるといえますが、その矛盾をどのように整理なさっているのか非常に関心があります。
著述業を営む者の矜持として住所、氏名、電話番号を明らかにしたというのは本当なのか
菅野完さんは他にも興味深い発言をなさっています。
菅野完さんはかつて「保守の本分」という著書を扶桑社新書から刊行していましたが、著者を「noiehoie」と表記していました。この著書について菅野完さんは非常に大きな思い入れがあったようで、刊行直後には「単著での書籍刊行が人生の大きな目標」であった旨のポストをなさっていました。「物書きは名前と住所と電話番号全部明らかにするのが普通」という覚悟を示されている菅野完さんが、人生最初の単著での著書で氏名すら明らかにしなかったことについてどのような整理をなさっているのか非常に関心があります。
また、菅野完さんが生活保護に関する新聞広告を掲載することを目標に始め、毎日新聞に新聞広告を掲載することになった募金活動ですが、菅野完さんが責任者であったにもかかわらず、この募金活動の連絡先として明らかにしていたのは大石規雄さんの住所でした。
ただ、これらの事実の矛盾点を解消する事実があります。それは「著名人による反差別メッセージをデジタルビジョンに掲載する」という木野寿紀さんの募金活動です。この募金活動で資金を管理していた菅野完さんは募金を全額口座から引き出して横領しています。その後、菅野完さんは横領した金員を返還したうえで、刑事告訴をしないために菅野完さんが守る条項を記載した誓約書を差し入れることとなりました。その際にツイッターの発信をする際に住所、氏名、電話番号を明らかにする旨の誓約をなすことを併せて申し入れていたのです。つまり、菅野完さんが住所、氏名、電話番号を明らかにしているのは刑事告訴を免れるためにツイッターに住所、氏名、電話番号を公開する旨誓約したためであると考えることができるわけです。