2-教える技術19

【コーチング】15 インストラクションと知識は素振りにすぎない

火曜日は「教える技術/学ぶ技術」のトピックで書いています。しばらくコーチングの話題で書いています。

前回は、アドラー心理学に基づくコーチングは何をするのかということをまとめました。

さて、Youtubeでこんなビデオを作りました。4分ほどの短いビデオなのでもしよろしければご覧ください。

ちはるちゃんねる (14) ボールを打たなければパーフェクトなのにね

「ボールを打たなければパーフェクトなのにね」というのは、コートの外でやる素振りはパーフェクトでも、実際にコートの中で生きたボールを打つと、素振りのようにはうまくいかないということです。

これはテニスに限らず、どんなことでもそうなのです。仕事でも、「こんなふうにやってね」と言われたときには、簡単にできそうに思えても、実際にやってみると考えた通りにはうまくいかないということがたくさんあります。だから実際にやってみることが必要です。

そう考えると、インストラクションを受けて得られた知識はあくまでも素振りにすぎません。その素振りを現場で生きたものにするためには、現場での訓練が必要です。

もしインストラクターとコーチ(あるいはトレーナー)の仕事を区分するとすれば、インストラクターはインストラクションを設計し、実施することであり、コーチはそこから派生する練習を現場で見て、訓練するということになるでしょう。

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