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鑑賞メモ 映画「世の中にたえて桜のなかりせば」

監督
三宅伸行

製作総指揮
宝田明

出演者
岩本蓮加(乃木坂46)
宝田明
土居志央梨
郭智博
名村辰
柊瑠美
伊東由美子
徳井優
吉行和子

終活アドバイザーのアルバイトをしている不登校の女子高生が同僚の老紳士とともに様々な境遇の「終活」を手助けしていくうちに、自分の生き方と向き合い始めるヒューマンドラマ(Wikipediaから)。

大好きな宝田明の遺作ということで期待したのだがあまりにつまらなく、30分くらい見てからラストまで飛ばして最後の10分を見たが、よくある「不登校の女子高生の自分探しの物語」だとわかったので、飛ばした部分を少し見ただけでやめてしまった。

私が見たシーンに吉行和子は出てなかったので(宝田明の奥さん役?)、たぶん映画の肝は全然わかってないと思う。

なのでレビューではなく、鑑賞メモのつもりで。

つまらなかった理由。

○岩本蓮加の演技がいまいち。

○終活会社にバイトの2人(岩本蓮加と宝田明)しかいない。どんな会社なのか?  
相談料とか給料も不明で、会社としてのリアリティがない。

○終活会社で高校生のアルバイトが接客してきたら帰ると思う。

○徳井優が「記録映画を撮ってほしい」と依頼に来る。なぜ撮影会社に行かないのか?

○しかも、岩本蓮加の写真部の男友達(都合のいいキャラクター)が撮影する。お金払って高校生の素人に撮ってもらうの?

○生徒のいじめで退職した元担任の家に入り浸る岩本蓮加。住んでるのは自宅だと思うが、自宅や家族のシーンはなく、先生とのシーンばかり描かれるのは不自然。

宝田さんは映画の公開直前に他界したが、そんな体調だったとは思えないほど矍鑠としている。
まさに映画人生を最後まで全うした素晴らしい役者だ。

ミュージカルもよく出演していたが、生で舞台を拝見したことはない。
伊丹十三の映画「ミンボーの女」のホテル支配人役が印象深い。

宝田さんの意外な一面はかなりの麻雀の打ち手だったということ。
麻雀バラエティ「THEわれめDEポン」がまだ深夜の帯番組だったころ、優勝を果たしていたはずだ。
幼少期を満洲で過ごされたので「大陸仕込みの麻雀」などと称され、他の芸能人とは一線を画する打ち回しだったらしい。
私は後になってそれを知ったので、宝田さんの勇姿をぜひ見てみたかった。

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