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【連載】うつ病について

ご覧いただきありがとうございます。私は看護師として16年従事してきて、とりわけ精神科を得意としていました。それは、私もこころの病にかかった経験があり、その苦しさを患者さんと共有出来ていたからだと思います。

何を通じて患者さんとこころの中身を共有してきたのかと言えば、それは言葉です。言葉を慎重に選び、患者さんに寄り添うように言葉をかけていく。そうした結果、患者さんとのつながりが強くなったのです。そうした結果、私は患者さんから「病気が楽になった」「病気から解放された」という声を頂くようになり、言葉の大切さに気付きました。

言葉は薬にも劣らない効果を持っています。その使い方によっては、人を癒し、病気から回復させることも可能です。逆に言葉の使い方を間違えたり、言葉を悪意を持って使えば、人を傷つけたり、最悪の場合死に至らしめてしまうことにもなってしまいます。これらは、言葉により脳内の化学物質の分泌や濃度が変化して起こることです。とすると、言葉ってまるで薬の様だと思いませんか?

この文章自体も言葉でできているので、人を癒しもできる一方、傷つけることもできるわけです。noteでは多くの人に言葉を伝えられます。そうであれば、人の役に立ち、人を癒すような言葉をお届けしたいと思います。

まずは私の専門分野である精神科のお話を連載してゆくつもりです。テーマは特に関心の高い「うつ病」に絞って、うつ病がどういうものか、どう治してゆくかなどをテーマに綴ります。

この連載は、実際に多くのうつ病患者さんと関わってきた医療者の生の情報になりますので、既存の図書にはない目新しい情報も載せてゆきます。連載回数は未定ですが、全体としては文庫本100ページ程度ほど(6万字程度)にまとめ、少しずつ連載してゆこうと思います。

うつ病に苦しんでいる方や、関心のある方、周りにうつ病の人がいる方向けに書いてゆきますので、ご興味のある方はフォロー等お願いします。

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