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サンダルランの楽しさ!(vol.2)

vol.1の続きを書きます・・・

その前に一つ。記事を読んだ方から反応があって嬉しかったです!早速発注して既に履いて走っているインスタのラン友さんがいます。前からルナサンを気になっていた元上司や後輩がいることもわかり。皆さま相次いでご発注🙌ベアフットラン談義をしていけたらと思いました!ただ・・今コロナの影響で製造中止になっていてほぼ国内在庫なしの状況だそうです(汗)ハンドメイド商品なので時間がかかるかもしれませんね…私も既に今のルナサン酷使で5㎜くらいの厚みまで減っているので、次のレースまで購入したかったのですが・・

さて本題に戻ります。2019年5月 BORN TO RUN読了翌日、梅田でフィッティング、購入しました。

ルナサンダルは事前に調べていたところ日本では4種類。「Oso FLACO(オソ・フラコ」「Orijin FLACO(オリジン・フラコ)」「Mono2.0(モノ2.0)」「Venado2.0(ベナード2.0)」

オソはスペイン語でゴリラらしいです。最強モデルとあり、トレイルにも使えるグリップソールが特徴。オリジンは唯一のベージュの革張り底になっていてプライベートでも使えそうな。モノはオールラウンドモデル。ベナードは最も薄底では裸足に近い感覚。素足に近いのでロードレース用と。

いきなりベナードでいく勢いで買いにいったんですが、欠品していたことと店員さんの話から冷静に。まずはモノから無難にいこうと決めました。店員さんは相当なルナファンで、出勤も日常も登山も冬もサンダルという人(笑)やはり愛用者はこだわり強い(^^) 私も春夏は会社に革靴おいといて、出勤もサンダルで駅まで小走りでいこうと。遂にベアフットランをスタートしました。

※買ってそのままお店で履いてオフィスへ向かう〜(子どもか)

このサンダルランとの出会いから、悩んでいた足の怪我の事、さらにカラダや足にいい走り方に関心を持ち始めていきます。そんな事あまり考えてもこなかったのに。

時を戻して、サンダル購入から一年前の2018年4月。まだサハラマラソンへの本格的なトレーニングを開始したころ。本番を想定して、12kgの砂袋をリュックにいれて週2回15kmランをする生活をしてました。ところが重すぎて猫背ラン、荷物の重みで踵着地のジョグしかできないランという、よくない負荷のかけ方をして走ってました。半年して足底筋膜炎を発症。5㎞走るともう痛くて走れない状態・・ここから通院、怪我もケアしながら走ることになっていきます。

もう一つの厄介な事。足のマメ。どんなシューズを試しても、私は親指周辺と足裏に大きな血豆が必ずできていました。処置すると治るのですが、黴菌が入り膿んでしまうリスクもあり、とても嫌な問題。爪も何度もなくなります…

サハラに向けて2018年10月、100㎞ウルトラマラソンに初挑戦。13時間20分。フラフラながらも初完走するのですが、、ウルトラマラソン用にクッション性抜群のhokaoneoneシューズで挑んだのですが、ゴール直後の足の写真がこれ。宿に戻って靴下脱いだ瞬間💦

ワセリン塗って靴下履いてもこの結果。やはりシューズを変えたとしても、マメの問題は解決しませんでした。(サハラはおそらく靴大きめ&歩きが多かったから大丈夫だった?!)

徐々にベアフットの効能を調べるようになります。通常のシューズランニングは、クッション厚いシューズでかかとから着地するヒール走法であって、ベアフットは前足部で着地&蹴り出しするフォアフット走法。初めは脹脛などに負荷がかかるが、普段使われない筋力を呼び覚ますと。マジかー、まだまだ進化できるかもというワクワクが。

まずは、踵のダメージをおさえられ、フォアフットで猫背解消、サンダルなので、シューズと違って足先が当たらずマメもできなくなるかも?!そんなところから期待しての使い始めでした。

そうして、いざ走り出してみて!

コレがめっちゃ気持ちいいんです。足が涼しいし開放されている感じ?今と同じ5月だったので暑くなっていくタイミングで余計に爽快感を持ったような。新鮮な感覚にハマってしまいました。かかとから着地もできるんですが、薄底で痛いから、自然とフォアフットになる感じ。フォアフット着地を意識してしまうので結果的に背筋も伸びる感じがあり、これだとフォームもよくなりそう!

最初の一週間は脹脛がめちゃくちゃ痛かったです…日頃これだけ走っているのに、しばらく階段登り下りがつらいほどの筋肉痛が。走ったあとの疲れ方も、足廻りを使った感じがありました。

あと、足指の付け根の皮が捲れてしまいました。擦れると痛いので、当面付け根に小さくテーピングを貼って走るようにしながら、2週間目くらいから、足も馴染んできていい感じに。ルーチンの12kmランは快適に走れるようになりました。

こうなると、次はレースをサンダルで走りたい!という意欲がでてきます…^_^ サンダルデビューから初レースを4か月後の9月の京丹後ウルトラマラソンの60kmに決めます。

裸足で60kmいけるんだろうか。不安がよぎります。まずフルマラソンくらいにしとこうかとか。いや、いってしまおう!気持ちが揺れる中で、足指付け根や足裏への心配から、5本指ソックスをはいた上で走ってみようと考えます。8月末の30kmロング練習に5本指トレラン用ソックスを履いてサンダル試走。ソックスとソールとの間は滑り止めがついているのですが、そもそもソックスの中で足が滑ってる感じがあり、長時間だとマメのリスクが?生地がそもそも分厚くてとても走りずらいと感じました。いい方法はないかとネットで情報漁っていたら、裸足ラン用に開発されたソックスがルナサンダルとの相性がよいというブログを発見します。

ルナサンダルでも個人差でマメができてしまう事や、足の形にも影響するんだなと。この裸足ラン用に開発されているolenoさんのソックスを購入し試走。これが素晴らしく足に吸い付く感じで、裸足のまま地面に触れる前提の製品なので、足底の生地や滑り止めのグリップがめちゃ強力。足がケアされながら裸足に近い感じ。レース直前にルナサン&olenoでいくぞという気持ちが固まった。

日々のRUNは裸足で。レースはolenoセットで。

※olenoさんは奈良の企業さん。コンセプトもかっこいいです。

2019年9月 サンダルランでの初ウルトラで丹後へ。スタート地点にいるとワラーチ、サンダルの選手が数人いて、飛騨高山走ったよとか、声かけてくれて。サンダル繋がりを楽しめる開会式に。ところが午前中から気温30℃超え・・。朝からエイドにきたら頭から冷水かけないとキツイ展開。朝9時くらいから氷もエイドに置かれていて、ついついこれを取り過ぎてしまう・・・レースで初めてお腹を壊す事態に。めちゃきつかった(涙)。45km地点エイドで遂に30分くらいトイレから動き出せず・・・(苦笑)なんとか回復して走りだせて60km完走。8時間39分。熱中症気味と下痢気味の中、景色やサンダルを楽しむどころではなかったです。

ただ収穫がありました。
ゴール後の足がこちら。なんとマメなし。

さらにレース後すぐ車運転できるほどの余裕がありました。温泉にサクッと入って、ノンストップで京丹後から福知山の天一まで走る🚗💨ラーメン食べて比較的元気。足廻りがシューズランのレース後より丈夫になった感が。疲れや痛みもいつもより少ない感覚。

その翌月に控えてた壱岐ウルトラマラソン。さすがにサンダルでの100kmはまだ先かなあって思っていたんですが…帰りの車中に決めました。壱岐もサンダルでいったろと!

初めてウルトラ走ったのがまだ一年前。2度目の100kmをサンダルで走ろうという気持ちになっている。進化を実感するとやっぱりテンション上がってくる。サブ4、サハラを目指していた時のようなモチベーションがまた戻ってきたのでした。

次回はいよいよ壱岐ウルトラマラソン。
裸足の気持ちよさや、マメができない事だけでなく、実は自然な走り方(ナチュラルランニングっていうみたいです。born to runにもでてきます)に体が対応していっていることをさらに実感するレースになります。

次回はそのレースについて書きます〜つづく


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