ブラック・ミラー シーズン6 第3位「Loch Henry(ヘンリー湖)」
【注意】ネタバレ込みのレビューとなります
第4位はこちらにて
3位 「Loch Henry(ヘンリー湖)」
あらすじ
■点数
★★★★★ 5
■一言レビュー
これよこれ!
この後味の悪さ!
■感想
良質なサスペンスとして
かなり楽しめた作品だった
ブラックミラーらしい
後味の悪いラストの余韻が
特にGood
3位のランクインだけど
ラストシーン後の余韻だけでみると
シーズン6の作品中トップの作品
Good Point ①
1997年という過去の舞台
「Mazey Day」の時と同じ感想を
言うんだけど、過去の事件が
1997年という時代設定がいい
後半のVHSビデオテープから犯行の
録画が発見されるホラー演出とか
アラサー世代の自分に刺さる刺さる
Good Point ②
ドキュメンタリーも所詮はエンタメ?
動画配信サービスの台頭で
ドラマ、映画だけでなく
ドキュメンタリー作品も盛んに
なってきた現在。しかし
「真実を伝える為の作品」
そういったものは所詮建前で
結局一番大事なのは
”視聴者にウケるかどうか”
だからドキュメンタリー作品も
コテコテに演出が入った映画と
変わらなくなってきてるのでは?
というメッセージを感じました。
Good Point ③
ラストメッセージの破壊力
連続殺人犯の母親が息子に向けて
紙切れに書いたメッセージ
「FOR YOUR FILM. MOM」
(作品の製作に使って 母より)
もうね…
この視聴者にすべてを委ねるような
メッセージの破壊力よ
これにすべてが集約されているといっても
過言ではない
連続殺人犯だったけれど
一人の母親として
息子の事を愛していた
それがこの3単語で
はっきりと分かる演出
すごい…
■ 総括
人の死をエンタメ化する気持ち悪さが
非常に良く描かれていたエピソード
シーズン3のエピソード 3「秘密」にも似た
余韻を感じる点も個人的にGood
■ おまけ
VHSテープに録画されていた
犯行現場で使われていた曲は
1993年リリースの
K7「Come Baby Come」
YouTubeに聴きにいくと
早速海外のブラック・ミラーファンの
ネタコメが盛り上がってて笑った
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