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マレーシア留学(前期)

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マレーシア留学の前半5カ月間のNoteです!
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記事一覧

#14 クアラルンプール穴場スポット【マレーシア留学】

私の父は、普段はまったく寡黙な父である。 私はよく家族にNoteを見せるので、父親も拝見しているようだが、ここ最近は胡散臭いWeb3だの思想だのに関するNoteを書いているせいで、彼も我慢ならなかったらしい。 私が家族の電話に出るや否や「これじゃあマレーシアに行ってる意味ねえじゃねぇか」と、もっともなことを言われて思わず吹いてしまった。 人に干渉しないし、そもそも興味がなさそうなあの父が、である。どれだけ興味がないかというと云々。Noteの長編記事1本かけてしまうので割愛す

#13 理想都市構想「Neurbanature ニューバネイチャー」

以前のNoteで都市計画の学びをベースとしたアウトプットを行うことを将来のビジョン据えたが、今回は自分が日本の都市計画についてどのような理想像を抱いているのかについて述べる。参考までに以前のNoteです、、、 前提として、そもそも大学の専攻が土木であり、うちの大学の土木科では都市計画についてほとんど扱ってはいない。特別に建築学科の授業を取らせてもらって知識を得ている。そのほかにも本を読んで独学で都市計画について学習している程度だ。 つまり、まったくの素人の構想なので「わか

#12 留学生活で見つけた将来の軸(改定版)「知の探究と冒険」

留学に来てもう3か月が経った。時間は瞬く間に過ぎていく。 最近はめっきり人と遊ばなくなり、自分のやりたい学問の学習に時間を注いでいる。 自分の勉強のために時間を使うということは、孤独の時間を自分で選びとらなければならない。辛いのは知っているが、慣れてしまえばどうってことはない。 孤独が知的生産を高める一種の方法とさんざん聞くが、実際身をもってそうだと考えている。インプットもアウトプットも圧倒的に一人の方が効率がいい。 だが、徹底しすぎると精神的にくるので、週に最低でも

#11 マレーシア留学「日本人はいったい何者なのか。外からのぞいた日本人」

マレーシアに来てもう3か月が経とうとしている。 海外から冷静に日本社会を見つめることもできてきた。留学に来たからこそ日本人がいかに特殊な民族かということにも最近気が付いてきたので、今回はそこを文章化しようと思う。 1. 言語文化から紐解く日本人の性質と社会まずは言語が抱えている背景から言及したいと思う。 日本語は世界でもトップレベルのハイコンテクスト文化である。お隣の韓国やインドネシアなどアジア圏も比較的その傾向がある。逆に、英語圏とりわけ、アメリカ・カナダ・オーストラ

#10 【マレーシア留学】「そうだ、イポー行こう」短編エッセイ後編

前回の短編エッセイを書いて、はや2週間。 いろいろあって後編に手を付けられず、更新が今更になってしまった。ぼやけつつある記憶を紡いで、言葉として肉付けするのも、そろそろできるかできないか危ういラインでの執筆となりましたが、なんとか産み落とした言葉たちを読んでいただけると嬉しいです! というわけで、前編はこちら↓ 「ウー!ウー!ウー!」 午前8:00の地震の警報音を思わせるアラームが6畳ほどの狭い部屋に鳴り響く。 明らかに不快そうに同じ部屋で眠っていた友人が寝返りをうつ

#9 【マレーシア留学】「そうだ、Ipoh行こう」短編エッセイ前編

「Ipoh(イポー)行かねえか?」 こっちに来てもう二か月。いろいろあって思ったより旅行してないなと思い、私のタイの友人から声をかけられた時、二つ返事で「Sure sure!(もちろん!)」とメッセージを送った。 その後なんだかんだで日本人二人、韓国人二人、インドネシア人一人、タイ人一人、私の計七人で、一泊二日のイポードライブ旅をすることになった。 「Ipoh(イポー)」 そこそこマレーシアに精通していないと、聞いたことない都市かもしれない。私自信もマレーシアに来てか

#8 これであなたもマレーシアで歯が欠けても大丈夫!!

2023/10/31。韓国人の友人2人を連れて、日本のラーメンが堪能できる「天晴」というお店へ。久々の日本のラーメンということもあり、うっきうきで食べ進めていた。だが、事件は起こった。こんな書き方をしている割に犯人は自分で相手はどこも悪くはないのだが、誤って箸を強く噛んでしまい、右前歯の一番目立つところが欠損。韓国人の子めがけて吹っ飛んだ。 歯より心が痛くなった。今日会ったばかりのどこの馬の骨とも知れない日本人の歯が飛んできたのである。汚らしくて不愉快だっただろうに、笑って

Week5 人との交流とSNSの魔術について

こんにちは! 今回は新しい人と交流する機会が増え、SNSを交換する頻度も増えてきたことについて危機感と違和感を感じているのでそれについて述べます。 字数削減のため、常体で記述します。 1.マレーシアでの交流とSNSの役割先週のnoteでも言及したが、マラヤ大学では留学生向けのサークルが5つあある。私はそのすべてに参加しており、授業で仲良くなった友達とご飯に行ったり、イベントやボランティアに参加したりなど交流の機会が日本にいるときより増えた。 問題は参加した後だ。 ほとん

Week6 「豊かさの裏に」マレーシアで物乞いについて考える

マレーシアは豊かになりつつある。東南アジアではシンガポールに次いで2番目に発展している国だ。先進国入り目前ではないかと述べている人も多い。 実際にデータを見ても中国と同等の経済成長率(1人あたりGDP)を誇っており、少し古いが2018年のGDPは世界37位(196カ国中)を記録している。 街を歩いていてもその豊かさを存分に感じる。 高層ビルがあちこちで建設ラッシュで、レストランのオーダーも自動化されていたり、キャッシュレスオンリーのお店を見かけたり、ハイブランドがやたら

#7 クアラルンプールおすすめカフェ集

マレーシアに来てから急にカフェに行くのが好きになった。 もともと好きではあったが、私はどっちかというと作業に集中できるから利用するタイプで、提供されるドリンクはなるたけ安いほうが助かるなと思っていた。 だが、こっちは物価が安くて、ドリンクのクオリティーも高いもんだから、それも楽しみのひとつとなった。 また、日本にいたときは月のギガ数はせいぜい3GBしか使えなかったのだが、こっちでは100GBのものを契約し(月約3000円)、日本と違ってテザリングをしたときに月に10GB

Week4 「マレーシア留学の一日」

こんにちは!留学してからあっという間に1カ月。 ようやく体も慣れてきて、生活のスタイルも安定してきたので、今回はどんな一日を自分が過ごしているか共有します。 マレーシア留学の一日授業がある平日 7:30~8:30 起床、朝ごはん、身支度 9:00~12:00 授業 12:00~12:30 お昼ご飯 12:30~18:00 PCで作業、読書、勉強など自由時間 18:00~18:30 ジムで筋トレ 18:30~20:30 友達と遊ぶ、クラブ活動、夜ご飯 20:30~24:0

Week3 マラッカ一人旅「きょうかい。」短編エッセイ後編

前編はこちら!! マラッカに着いた。ここには1泊して、朝のバスでKLに戻る予定だ。時間を確認するためスマホに目をやる。「時刻はもう13:30じゃないか!!」もたもたしていられない。バスターミナルで待ち伏せしていたおっちゃんの「たぁくしぃーーー!」のよく通る勧誘の声は無視して、配車サービス「Grab」を使って足早に市内中心部へ移動する。 中心部までは車で20分ほどだ。空腹も限界を迎えていたので、最初の目的地は平日にも関わらず観光客や地元住民で賑わう人気レストラン「Nancy

Week3 マラッカ一人旅「きょうかい。」短編エッセイ前編

1.まえがき「ひとり旅のすゝめ」ひとり旅は、いい。もちろん誰かと旅行するのも楽しい。だがそれは純粋にエンタメや娯楽として消費するコンテンツとして楽しんでいるのに近い。ひとり旅のいいところは、矢印を向ける相手が人ではなく、訪れた街そのものに向き、街との対話に集中することができることだ。 誰かと旅に出かけたときを思い返すと、私は相手との会話や相手に気を遣うことに集中し、相手の行動に合わせることが多い。楽しいことも多いが、それはその人といることで楽しかったからで、街の魅力を存分

Week2 マレーシア留学「なるほど!!」住宅事情

前置き ここにきてもう3週間。Week2なのに追いついていないのは私の怠慢の象徴だ。海外に来て多くの留学生と話すと改めて日本のカルチャーが強すぎることに気づかされる。アニメ・音楽・文学・映画・食など、すべてにおいて知名度が高い。別に賞賛してるわけではないが、自分が意外と日本文化に精通していないことに気づかされる。  中国では、村上春樹が最も有名な日本人の1人に数えられるそうだ。それもそのはず、彼は世界的な文学にまつわる賞を何度も受賞している。だが、日本人が思っている以上に海外