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想像以上に重すぎる展開に驚く、映画『雄獅少年/ライオン少年』

はい、どーも、りゅうパパです。
このブログは、子供が寝静まったあとにパパが本音を話すブログとなっております。

観ました。映画『雄獅少年/ライオン少年』を。

ライオン少年は、中国のCGアニメーション映画です。

日本では今年の2023年5月26日に日本語吹替版が公開され(日本では2022年に限定公開もされたそうです)、今月の11月8日にDVD発売と共に動画配信も始まりました。現在、Amazonプライムにて、有料ですがご覧いただけます。


どんな映画か?

毎度のことですが、映画の説明は面倒なので、各自調査でお願いします。以下は映画公式サイトでございます。

ざっくり映画の説明をしますと、中国の田舎町に住む貧しい少年が、獅子舞競技に魅せられ、師匠・仲間たちと共に、獅子舞バトルで人生を切り開くお話です。

必ず観ると決めていた映画

そんなライオン少年ですが、公開時に、おそらくNHKの中国語講座で紹介されており、存在を知りました。僕自身は、子供の頃から、ジャッキー・チェン好きで、ジャッキーの映画『ヤング・マスター 師弟出馬(1980年)』でも、今作品同様の獅子舞バトルのシーンがあり、獅子舞バトルには馴染みがありました。

中国語講座内での紹介で、この映画は、落ちこぼれ少年たちが、師匠のもとで獅子舞の修行をし、成長する物語だと知り、『チャンピオン鷹(1983年)』『少林サッカー(2001年)』、または『スネーキーモンキー蛇拳(1978年)』のような映画なのではないかと、強い興味を持ちました。

今作、公開時の劇場数が少なく、僕も忙しいこともあり、劇場で観ることはできませんでしたが、ネットにて、パンフレットだけはしっかり購入しております。

動画配信がされたら、必ず観ると決めていたので。

想像以上に重すぎる展開にびっくり

そんな期待を込めて観た今作ですが、確かに素晴らしい映画でした。

(※以下、ネタバレが含まれますので、ご注意ください。)

映画の前半は、アニメらしい、少しクスっと笑える香港映画のようなユーモアのあるシーンも多いし、ダメダメな仲間たちと、(昔のカンフー映画の師匠のような)干物魚屋のチアン師匠に弟子入りし、修行し日々成長する姿は胸アツで大好きです。

ただし、後半、都会に出稼ぎに出ていた主人公の父が怪我をしてからは、想像以上に重すぎる展開に、ただただびっくり。

日頃、ポップで楽しい映画ばかり観る自分には、厳しい内容でした。クライマックスの最終決戦直前には、想いを寄せていた女性に彼氏のような存在がいることを知り、主人公をどん底に突き落とし、もう最悪です(笑)

これ、ハリウッド映画なら、そんな現実を描くことはなく、素直なハッピーエンドで終わると思いますが、そうならないのが、この映画の特徴であり、深みであり、おそらく観た人の好みが分かれる部分かと思われます。

物語には、挫折と成功など、強弱が必要だと思うので、判断は難しいところです。

ちなみに、自分には12歳の息子がいるので、今作の主人公のように18歳で働きに出て、必死に生き抜く姿を観ると、心配でしょうがありません。でも、それもまだ子離れできていない親目線だからでしょうか。

今作の主人公は、必死に働き、ギリギリの生活をし、町に残る仲間たち以上に、立派に成長しているようにも見えるので、これはこれで修行以上の経験なのかもしれないので、複雑な心境です。

(だけど、この生活を続けていたら、いつか身体を壊すので、やっぱり親目線では止めてもらいたい。)

中国映画だけど、美しい映像表現

少し不満ではないですが、そんな展開に驚きましたが、この映画、映像が素晴らしいです。

最近、Netflixで同じく中国のCGアニメ『モンキーキング(2023年)』を鑑賞し、こちらのCGも十分良かったですが、今回のライオン少年の映像も、田舎らしい町並み、四季を感じる空気感など、とても素晴らしかったです。

もう中国のCGアニメ映画だから、=(イコール)ダメではないのかもしれません。

ただし、モブキャラのモーション(動き)は、ぎこちない印象があり、残念でした。

まとめ

この映画、昔のカンフー映画のような修行ものと思い、ずっと気になっていました。ただし、映画後半のハードな展開に驚き、評価が分かれるところかと思います。

映像は、素晴らしかったです。

自分は、前半部分が大好きで、総合的には、好きな映画の部類です。

そんなわけで、『雄獅少年/ライオン少年』は、現在DVD発売中、Amazonプライムでは有料でご覧いただけますので、ご興味ある方は、是非観てみてください。

それでは、また。


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