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インドがアルテミス協定に署名

つい先日、イーロン・マスクが、訪米中のインドモディ首相と会談したことが報道されています。モディさんの過去行動からするとレアなようです。

なんとなく感じてはいましたが、上記記事内にあるこの数か月のインド株、平均値比較でみるとすごいですね。

出所:上記記事内の図

実は、同時期に同じく米国で、「アルテミス協定」の署名も行われました。NASAの公式サイトから引用して補足しておきます。

アルテミス協定は、アルテミス計画も意識して立案された宇宙開発の国際的な規律を定める文書です。こちらが公式サイトです。

そもそもアルテミス計画については、過去NASAの歴史で触れたので基礎情報は割愛します。

上記記事の時点では、アルテミス協定の署名は20か国でしたが、今回のインドで27か国目になります。現時点での署名国一覧を公式サイトより引用しておきます。

出所:NASA公式アルテミス協定サイト

ただ、署名しても法的な強制力があるものではないので、どちらかというと米国の外交的な取り組みに感じます。

ただ、すでにアルテミス計画は進行中で2024年に人を乗せた月面軌道飛行が行われていきます。実は以前に活動を協力していこうという発表は行われており、どちらかというと今回は既定路線の印象です。

実際インドは、宇宙開発においては既に先進的な取り組みを行っており、宇宙先進国とみられることもあります。

NASAに相当する宇宙機関がISRO(Indian Space Research Organisation)と呼ばれ、その歴史を簡潔に説明したWikiもあったので引用しておきます。(Wikiなのであくまで自己責任で)

最も話題になったのは、アジア初の火星探査機の打ち上げに成功したことです。2022年に8年間の運用を終えてミッション完了したばかりです。

そして、「宇宙有人探査」についても、2024年以降で実現する方向で計画が進んでいます。
「ガガンヤーン計画」という名称で、モディ首相自らが2018年に発表して推進しようとはしていますが、なかなか当初予定より遅延して苦戦はしているようです。

とはいえ、無人の人工衛星を中心とした打ち上げは、国産ロケットで順調に進んでいるようです。

今でこそ順調に見えますが、結構苦難の道のりもあったようで、そのドキュメンタリー映画も作られていましたので紹介しておきます。

といいつつ、まだ見てないので、どこかで視聴したいと思います。

インドは最近だとRRRが世界的に話題を呼び、映画を通じて国際的にアピールすることも国家は考えているかもしれません。(いわゆるハリウッド化ですね)

2023年に行われたこちらの統計値では、ついに中国を抜いて人口世界一となったインド。宇宙産業も目が離せないです。

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