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新しい宇宙時代とフィクションへの期待

12月1日。投稿時点では民間初の月着陸船HAKUTO-Rがファルコン9で打ち上げられる予定です。

この宇宙船の開発に携わっているispaceについては以前にも投稿したので引用にとどめておきます。

さて、この数日は結構宇宙空間がにぎわっているので、2つほど最近の動きとそれに関する話題を振りまいておきます。

まずはアルテミス計画。無事打ちあがりましたが、ロケットから分離して宇宙船(今回は無人で次回有人)オリオンが、ついにアポロを超えて最長記録を達成しました。

あくまで無人で、有人は依然としてアポロ13号です。この機体は大トラブルに巻き込まれて無事に地球に帰還し、映画にもなりました。

トムハンクスの白熱の演技が光ります。

さて、もう1つ最近の宇宙ニュースといえば、中国の宇宙ステーション「天宮」です。

国の基幹ロケット長征で打ち上げられた神丹15号が、無事完成したばかりの天宮にドッキングして、初めて最大定員6名での滞在を迎えました。

丁度、11月30日に江沢民 元国家主席が96歳で亡くなったニュースもあり、新しい時代の到来を感じさせます。

江沢民氏は天安門事件後の回復の意図もあって、対米外交を経済面で立て直そうとした方です。
ただ、今の宇宙動向を見る限り、完全にアルテミス計画やISS(国際宇宙ステーション)とは離縁して独自にやっていこうという分断の時代に突入しています。
念のためですが、ロシアはISSからの離脱を既に表明しており、そもそもISS自体も老朽化が進んでおり、暫定で2030年まで延命するにすぎません。

そんなやや不安な宇宙空間で、実は米国の宇宙飛行士が中国の天宮宇宙ステーションに入ったことをご存じでしょうか?

一瞬びっくりさせてしまったかもしれませんが、フィクションの話で映画「ゼログラビティ」で実現しました。(タイトル画像は公式Siteより引用)

もし見てない方はぜひおすすめします。

この映画はミステリーというよりは、その映像が素晴らしいです。ですので特にネタバレ気にせずに話の展開を話しておきます。(繰り返しですが構成を知っても全く色褪せません)

ハッブル宇宙望遠鏡修理のため宇宙空間で作業する複数の宇宙飛行士が地上から、ロシアによる人工衛星破壊実験の速報を受けます。
当初の破壊後軌道予測では衝突のおそれはなかったのですが、なんと他の衛星と衝突して(ケスラーシンドロームと呼ばれます。用は玉突き事故です)作業要員は急な事態に非難が間に合わず直撃を受けます。

何とか生き残った主人公(サンドラ・ブロックで、相方がジョージ・クルーニーという豪華布陣☺)が近くのISSへ避難するも、またもトラブルに巻き込まれて絶体絶命となります。
何とか知恵を振り絞ってISSを離れ、次に中国の宇宙ステーション天宮とそこにドッキングしていた宇宙船神丹を使って、何とかして地上に舞い降りようとする話です。(最後のオチだけは触れません)

実際には、ここまでISSと天宮の空間距離が近いとは思えませんが、いずれにせよ天宮には無事入ることが出来ます。(映画では無人)
もちろんこの時には天宮は完成していないので、想像上の内装だとは思いますが、そこそこリアリティがあります。

何よりも、一番この映画を見てほしい理由は「映像」です。
もしかしたら、見る方によっては宇宙飛行士への素朴な憧れを失わせるかもしれませんが、無重力のリアリティを見事に映像化しています。
昔マトリックスという映画を見てその撮影技術力に圧倒されましたが、もしかしたらそれ以上かもしれません。

おそらくは、水中を使ったのだろうと推察しますが、それでもどうやって撮影したのか超メイキングを見たいです。

物語のきっかけとなった宇宙デブリ(ゴミ)の怖さも含めて、2013年の映画ですが今でも必見の映画です。

最後に、関連する話ですが、トム・クルーズがついに宇宙空間での撮影に踏み切っています。(NASAも協力)
こちらも期待大ですのでぜひ完成したら映画館に足を向けようと思います。

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