アンチエイジングする虫とか動物を聞いたことがない。知らないだけかもしれんけど。

時の流れに逆らおうとするのは人間だけかしら…。最近なんか殆どしないけど、たまにカッコいい男装とかしたくなるときに、決まって若い男子のカッコするもんね。たしかにナイスミドルとかあんまやろうと思わないのよね。若さ＝美しさの象徴、本能的なものなんでしょうおそらく。

人って追憶の中に生きがちでしょ。つまりずっと子どもの頃のまま。あん時遊んだ草むらの匂いだとか親の背中越しに見た外灯のぼんやり加減だとかなんだとか、記憶に支配されて哀愁したい欲、ってのがあるんでしょうね。

ひょんに訪れた場所と昔の記憶がリンクして運命的ぃ〜とか、よくあるじゃないの。とにかく記憶を頼りに子どもの時に居た場所に戻りたがるのよね。原点、みたいな。しかしそれってルーツ浅すぎるでしょ。50億年前の記憶とかないじゃんね。せいぜい七、八十年か、いって百年くらい。人間て成長過程で見て聞いたものの範囲を超えたりできないってことよね。

経験した全てを持って何処へ報告しに帰ろうとするのかしら。。

あの頃のわたしへ

とかいって、若くて艶々で全てが清らかだった頃の自分を思い出して、いまの自分が何かアドバイスとかできるとしたら

まじで一個もできない

する必要も無いくらい、純粋に、一所懸命生きていたと思うの。世の中のルールも野球のルールもわからないようなおバカだったけど。

悲しくても傷ついても命を振り絞って生きて笑っていたあなたに、かけてもいいことばがあるとするなら、本当に、本当に、本当に、本当に、本当にありがとう。生きていてくれてありがとう、

それしかないの。涙ばかりでるの。

これが、歳をとったってことなのかな。