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メディカル英語<基礎知識>体幹部位編

今回で一旦身体の部位編は完結です。頭から体幹部分にかけての英単語を一般用語と専門用語に分けて紹介します。
次回は方向を指す英単語を紹介します。

一般用語 lay language

頭:head
頭皮:scalp
顔:face
目:eye
瞼:eye lid
鼻:nose
口:mouth
耳:ear
歯:tooth(*teeth)
舌:tongue
あご:chin
首:neck
胸:chest
胸骨:chest bone
肋骨:rib
背中:back
背中の上の方:upper back
腰:lower back
腸骨:hip bone(主に腸骨稜辺りを指す)
お腹:stomach, belly
坐骨:sit bone

toothの複数形は、変則的にteethとなるので注意してください。

chestは胸全体の部位を指す言葉ですが、文脈によっては乳を指す場合もあります。子供っぽい言葉ですが、乳房(2つ)はboobs(ブーブス)と言われることもありますが、プロフェッショナルな環境ではほぼ使われず、chestと言うことが多いです。

日本でよく言われる腰は主に腰椎周辺を指しますが、アメリカではlower backもしくはlow backと言います。なので、腰痛はlow back painとなり、略してLBPと書かれたりします。

関節編でも紹介しましたが、hipは股関節のことを指すので、hip boneはお尻の骨ではなく、股関節を構成する腸骨のことを言います。

stomachは実は「胃」を意味しています。ただ、腹部全体をstomachと表現し、"lie on your stomach"「お腹側を下にして寝てください(うつ伏せになってください)」と言うこともあります。
bellyという言葉は子供っぽい表現なので、小児科でなければ使わないかもしれないですが、こちらの方がstomachよりも、よりお腹全体を指す言葉です。

専門用語 medical terminology

頭部や顔面、体幹部分、臓器の専門用語は徹底すると細かすぎてしまうので、ここではATの日常でよく出てくる言葉に絞って紹介します。

頭蓋骨:skull
頚椎:cervical spine (C/S)
胸骨:sternum
鎖骨:clavicle
僧帽筋:trapezeus (upper/middle/lower)
胸椎:thoracic spine (T/S)
胸郭:thoracic cage
腰椎:lumbar spine (L/S)
胸腰移行部: TL junction
棘突起:spinous process
横突起:transverse process
仙骨:sacrum
上前腸骨棘:ASIS (Anterior Superior Iliac Spine)
上後腸骨棘:PSIS (Posterior Superior Iliac Spine)
腸骨稜:iliac crest
骨盤:pelvis
坐骨結節:ischial tuberosity
坐骨神経:sciatic nerve

頚椎、胸椎、腰椎は第◯胸椎とか言いますよね?その時はC7、T6、L4などと表現します。発音はそのまま"T6"「ティーシックス」です。

僧帽筋は、下肢部位編の大腿四頭筋と一緒で結構名前の知られている筋肉ですので、一般の人に話しても伝わるかもしれません。ただ、trapezeusと正式名称でいうことは少なく、"trap"(トラップ)と略していうことの方が多いです。また、僧帽筋には上部繊維、中部繊維、下部繊維がありますので、それを分けて、"upper trap""middle trap""lower trap"と言います。

ASISやPSISは日本の医療現場界隈でもそのまま言われているように、アルファベットをそのまま言うことが普通です。

坐骨結節の発音は”イシアル テゥベロシティー"です。坐骨はischium(イシウム)です。

坐骨神経はsciatic nerveとかいて"サイアディック ナーヴ"と読みます。坐骨神経痛のことをsciatica(サイアディカ)と言うので、神経痛のことを話しているのか、ただ神経のことを話しているのかで、使う単語を間違えないように気をつけましょう。


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