kokia

のんびり過ごす時間と空想が好きです。 夫と娘と三人暮らし。 好きな食べ物は芋、栗、南瓜…

kokia

のんびり過ごす時間と空想が好きです。 夫と娘と三人暮らし。 好きな食べ物は芋、栗、南瓜。 私自身について、娘や夫とのことなどを書いています。 あと、写真も好きです。

最近の記事

心に傷を持つもの同士がバランスを保っていた話

夫は結婚する前の恋人時代から”理論武装”の人でした。 喧嘩が成立しないほど理詰めで迫ってくるので、 まさに敵にまわしたくない人でした。 一つ覚えているのはお金の使い方です。 夫からお金の使い方を非難される 私の働き始めはフリーターで、 得られる報酬もかぎられていました。 デートに使う額はほとんど私持ちでした。 (彼の実家は頼れなかったので) 奨学金で生活している彼をサポートするのが、 私の使命だと感じていたからです。 新婚時代もお金が無かったので、 堅実に生活しようと

    • 過去の私との約束を果たした

      noteを始めてから3週間程度経つのですが、過去に触れる話題はアウトプットし難いという事実を痛切に感じています。 このnoteを始める事で幼少期の心のざらつきや、産後クライシスの記憶を客観的に見つめ直すことによって、少しずつ自身の脳内を整理していけたらいいな。という淡い期待がありました。一歩一歩ですが、書き続けたいと思います。 その過去に踏み込む話題です。 私が育児に対して、あまりにも没頭してしまっていた事は産後クライシスに陥ってしまった一つの要因でもあります。 私は

      • 白黒以外にグレーがあっていい

        私たち夫婦は、いわゆる学生結婚をしました。 私は大学を卒業して働いていたけれど、夫はまだ大学院生でした。 結婚した頃、”できちゃった婚”という言葉が流行っていた時代だったので、結婚を友人にメールで報告すると「もしかして、でき婚?」と聞かれることもしばしば。「経済的にゆとりがないから、安定するまで子供は持てないよ。」と返信していました。ちょっと寂しいのですが、結婚をあまり祝福ししてもらえませんでした。挙式もしていないですし。かけられる言葉は「大丈夫なの?」が8割。その言葉を投

        • 歩みをとめてみる

          冬が近づいてくると、住む家の周りの音が変わります。 季節によって聞こえてくる音と匂いが変わることに気が付いたのは、 小学生の時です。 冬が近づくと、家の北側から幹線道路の アスファルトとタイヤの擦れる音が聞こえてきて、 「ああ、冬だな。」と気づくのです。 匂いは”冬の匂い”としか表現できませんが、 鼻腔の奥が記憶を持っているのではないか と錯覚するほどです。 マイペースがいい 私は、音・色・数字に色のイメージを持っています。 大人になって少し弱くなってしまったのですが、

        心に傷を持つもの同士がバランスを保っていた話

          深く考えることが好き

          色々なシーンで、「ご趣味は?」とか「お好きなものは何ですか?」とか聞かれる事ありますよね。あれ、私は苦手でした。なぜかというと、自分が好きなものを、子供の頃から選択してこなかったなかったからです。 自分が行動する時、頭の中に出てくるワードは「母親の機嫌を損ねるだろうか?」とか、「周りから、きちんとした人に見えるだろうか?」という問いです。これをクリアできたものだけを、身に着けたり購入したりしてきました。 さて、大人になると毎日が「選択」の連続ですよね。 会社の仕事、育児、

          深く考えることが好き

          男性である夫とのお喋り

          この世には女性と男性の二種類の人間がいます。 ※LGBTQもありますが、ここでは生物としての人間という意味で 女性、男性という言葉を使用・比較しますね。 人間としての脳の構造は男女では大きく違わないそうですが、 男女で得意としている分野が違うということは 容易に想像ができます。 空気のように慣れ親しんだ夫であっても、 何気ないお喋りの時間に、工夫がいるのではないでしょうか。 男女の性差 類人猿の時代、男性は狩猟をして一族を繁栄させるための糧を調達する役割を担い、女性は

          男性である夫とのお喋り

          影響を受けた本

          私が夫との関係を改善させたいと思い始めたころ、書店である書籍に目が留まりました。 ご存じの方も多いかと思います。 エーリッヒ・フロム著の「愛するということ」です。 https://amzn.to/3QPLFp9 よく、「内容が難しい」と言われているのを目にします。 確かに、内容は重厚です。難解であるというよりも実感が湧きにくいので、エッセイや物語とは違って読み進めにくいというのが私の感想です。 哲学書などを読んでいる方にとっては、苦はないでしょう。 いくつか引用したい

          影響を受けた本

          夫と向き合う。理解しあう。

          自己紹介から夫のことまでお読みになった方であれば、 これまで私たちが「産後クライシス」に躓いたことをご存じだと思います。 この危機の後、夫と私は一歩ずつ一歩ずつ歩み寄りました。 それこそ毎晩のように娘が寝静まった後、 お茶のお湯を沸かし、急須を二人の間に準備し、 テレビやネットから離れて、話し合いの時間を設けました。 お互いに勘違いしていたところや、理解不足だったところなどを 徹底的に洗い出しては、納得できる着地点を模索しました。 夫が理解不足だった部分 私があまり感情

          夫と向き合う。理解しあう。

          夫のこと(2)

          夫のこと その1から続きます。 体調の変調に見舞われつつも、努力を重ねた彼は博士を取得。 私の実家がある町に戻ってきました。 結婚から十年が経過しようとしていました。 私が子供を産み育てることを希望していたので、 その希望を叶えようと、就職をして必死に働いてくれたのです。 私も職を変え、妊娠するまでは働いていました。 すれ違いの生活 当時は共働きの忙しさもあって、 食事の時しか顔を合わせないような状態で、 この頃の夫がどういう状態だったのか 私自身何を考えていたのか、

          夫のこと(2)

          夫のこと(1)

          前回、前々回と私のルーツのついて記しました、 https://note.com/kokia647/n/n911a80f01373 今回から夫のことを少しずつ記述していこうと思います。 (何回かに分けないと長くなるような気がします) なるべく感情的な文章にならないよう 気を付けますので、お付き合いお願いします。 私と夫が出会ったのは大学生の時です。 夫は1年浪人して入学したため、 年齢差としては私よりも1歳上です。 彼はとても優秀な学生でした。 彼からは日向で干し草に包

          夫のこと(1)

          厳しすぎる子育てが残したもの

          前回の記事に記したように、 私の実家は経済的には何の問題もなく、 傍から見れば、ごく普通のありふれたサラリーマン家庭でした。 でも蓋を開けてみれば穴だらけ。 何の疑いもなく「普通」だと思っていたものが違った。 (そもそも普通の基準をもうける事自体が難しいのですが、 ここでいう「普通」は家族が向き合えているかどうか。 ということにしますね。) その後、私たち兄妹はどうなったか その後の兄はというと、 結婚して子供に恵まれ父親になりました。 今では会社を経営する彼は、順風

          厳しすぎる子育てが残したもの

          遠い日を思い出す

          「この子は、本当に頑固者なのよね。」 母が誰かとの会話の最中、 私を話題に挙げた時に放つセリフで 真っ先に思いついたものです。 今でも耳にこびりついています。 私には兄がいて、 素直だった兄は曲がってしまいました。 繊細な部分を守るために敢えて曲がったのだと思います。 私たちの母は「超」がつくほど真面目な人で、 「・・・せねばならなぬ。」がとても強い人でした。 感情をむき出しにして怒ることは少なかったけれど、 私たちの行動が彼女の思う理想の線上から外れた時、 厳しい言

          遠い日を思い出す

          自己紹介

          初めまして。kokiaと申します。 このページをご覧いただきありがとうございます。 自己紹介。 こういう時に何か特技やアピールポイントがあればいいのですが、 特に際立った特徴のない、右利きで近視のごく普通の主婦です。 本を読むことと、静かな場所が好きです。 突然ですが、あなたはパートナーと心が通い合っていますか。 言葉にすると少々照れくさいのですが、 今、私はYESと断言できます。 夫も同じ心持ちでいてくれていると信じています。 ほかの誰よりも夫を尊敬し、とても魅力的な

          自己紹介