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支援者も共に育ちあい学び合う地域子育て支援センター

みなさまこんばんは。
ましこと言います。

わたしはパラレルワーカーで、地域子育て支援拠点の専任職員として子育ての初動に関わりながら、17年目を迎えるベビーマッサージ教室の運営という2つの顔を持ちます。そのほかには、居宅訪問保育(産後ケア・一般保育・送迎・病児)、子育て支援者の相談室 、子育てサロンの経営相談なども行っています。

今日のテーマは「支援者も共に育ちあい学び合う地域子育て支援センター」です。

このnoteには、わたしが従事しております地域子育て支援センターの専任職員としての日々を記録に残しています。子育て支援センターの仕事は、場の提供、情報の提供、相談業務、講習会の開催の4事業のほかに、子どもの遊びや関わりかたの提案や、安全管理、環境設定、ひろばのコントロール、保護者や子ども達の仲裁などなど、開所中はやることがたくさん。そして様々なドラマが生まれます。

そんな日々の業務で自分が感じることを中心に、嬉しいことや楽しかったことを綴るようにしています。

メガティブキャンペーンのような内容は、別なSNSにたくさんあると思いますので、わたしは楽しいことやあった出来事を率直に書い残したいと思っています。

今日テーマの内容を、きちんとテキストに残したくて、回りくどいスタートでごめんなさい。

最初にこのことを書いたのには理由があります。

先日、職員が一人退職しました。

利用者さんと同世代でまさに今育児中の等身大のママということもあり、利用者さんにも好かれていました。等身大というアドバンテージは最強で、知識が無くもこれから経験を積めば伸びしろがあったので、ずいぶんお引止めもしたのですが、とても残念だったのですが、最速でご退職されました。

退職は個人の意思なので、仕方ないと思いますし、わたしも他にやりたい業種もあるので、いずれ異動か退職することになると思いますが、辞め方はちゃんとしないといけないなと、率直に思いました。

ただ、拠点の利用者さんの立場からすると、何も言わずに辞めていった、辞めると聞いてた人もいたのに私は言われなかった、しかも急にで、なんでという寂しさを抱えています。

利用者さんにお別れする時間も与えなかった職員への思いも正直ありますが、それよりもみんなの様子を見ていると、わたしも悲しくなります。

子育ての初動の止まり木であるわたしたち支援員のあるべき姿を考えさせられます。

そんなわけで、わたしの勤務時間は時間との闘い、とても忙しいです。その忙しさを利用者さんに気づかせないように、休憩時間を使って事務処理をしたりしています。トップコンディションを維持するために、自宅には持ち込まないようにしていますが、勤務中はフルスロットル。いつもと同じようにのんびり構えているようにすることで得られる安心感を大切に、いつも通りに一人一人の利用者さんとおしゃべりしたり、笑ったり、旦那さんとのケンカのハナシや、授乳後のダイエットのハナシとか、難しい育児相談などにも対応しています。

そんな状況が続き、気が付けば1カ月。

わたしは、ある状況の変化に気づきます。

利用者さんが多く、わたしの手がどうしても回らない時、一人で0歳の赤ちゃんといるママさんに、他のママさんが声をかけてくれているんです。

その様子は、明らかにわたしがその人に行ってきた支援と似ていて、何か月ですか?とか、おうちはお近くですか?とか、他のセンターは使ったことありますか?とか、話しかけてくれているんです。

夜寝なくて大変ですね
離乳食って少なくて作るの疲れちゃいますよね
でも子供の成長っておもしろいですよね

そんな風に誰かが誰かに話しかけてくれているんです。

元々、2年かけてマナーを定着させた経緯もあるのですが、安全管理のために職員が片付けることもあるおもちゃは、誰が使ったものなんて区別せず、いつの間にか棚に収められております。

先週の金曜日、閉室後の来所報告でこう言いました。

「今、わたしは利用者さんに支援され、助けられ、共助の輪が生まれています。その輪の中に入れてもらえる自分は感謝の気持ちでいっぱいで、みんなに助けてもらって今日も事故怪我なく無事に終われたのは、利用者さんのおかげだと心から思います。」

所属長は、ましこ先生が目標に掲げていたピアサポートの光が見えてきたねと言ってくれました。

お客様になってる人なんて誰もいない。
えらそうな先生もいない。

支援者も共に育ちあい学び合う地域子育て支援センター

わたしが今見ている景色は、学び、経験、失敗、挫折、別れ、信頼、信用、絆、それらが積み上げられ、融合されたものです。

一生懸命っていいですね。
挑戦し続けるって幸せですね。

ましこ

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