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子育てを孤独から共助へ導く 地域子育て支援センターの専任職員としての在り方

みなさまこんばんは。
ましこと言います。

わたしはパラレルワーカーで、地域子育て支援拠点の専任職員として子育ての初動に関わりながら、17年目を迎えるベビーマッサージ教室の運営という2つの顔を持ちます。そのほかには、居宅訪問保育(産後ケア・一般保育・送迎・病児)、子育て支援者の相談室 、子育てサロンの経営相談なども行っています。

今日のテーマは「子育てを孤独から共助へ導く 地域子育て支援センターの専任職員としての在り方」です。

お久しぶりの投稿になりましたが、実はこの3カ月、勤務外の大半の時間を居宅訪問保育の研修に費やしていました。

子育て支援センターの職員の方はよくご存じかと思いますが、わたし達がスキルアップを目指す時にぶつかる一つの壁、それは、支援員の講座や研修が本当に少ないこと。幼稚園教諭や保育士の資格をお持ちの方が拠点を運営している場合もありますが、現場に出たことのある保育者さんは実感あると思いますが、子どもだけがいる保育と保護者と子どもがセットの支援センターは、求められるスキルが共通点があるものもありますが、全く関連性のないスキルが求められたりもします。

わたしは地域で長くベビーマッサージ教室を運営しているので、保護者支援を得意としている人材なのですが、子どもの発達過程についてはベビーマッサージでもベビーサインでも、所属協会のカリキュラムをベースに、教材も内容も自身の教室オリジナルで作っていたので、年月例における子供の姿や発達段階などは、独学で時間をかけ学んできましたが、保育の知識はほとんどありません。

ただ、保護者支援という得意分野は、現場で生かせてよかったなと思う反面、1日6時間、保護者そして異年齢の子ども達に向き合う日々の中で、わたしが次に学ばなければならないものは何なのかを模索していました。

そこで思い付いたのが、ベビーシッターという職業。ベビーシッターなら1対1の個別保育なので、実践で様々な経験が詰めそうだし、そもそも個別保育となれば、ある程度子どものことも学ばなければならなくなる、そう思い、ある大手の会社と業務委託契約を結び、9月から30時間近い研修を受けていました。そこから国が定めている小規模保育の研修制度や、保育サービス協会が管理している居宅訪問保育の研修があることを知り、この3か月間で累計70時間、課題、テスト、振り返り、日案、論文。そして基礎知識としてはあった子どもの発達や知識にさらに食事や遊びの援助、障がいのあるお子さんたちのこと、ものすごく大変でしたが、沢山の知識をインプットできました。

保育士の勉強してもいいのかもしれませんが、わたしはやはり保護者支援者をやりたいので、保護者を支援するための子どもの深堀を頑張りました。

子育て支援センターの職員募集は、子育ての経験があればOKという自治体や法人が多く、時給も低く、わたしは会計年度任用職員ですが、ほとんどがパート職です。そこまでやる気がなくても、知識が無くてもできる仕事、そう思っている人も多いようです。実際にそのような方々もお見掛けすることもありますし、人材の見積もりが甘い法人もよくお見掛けいたします。要因は報酬と育成力不足だと思います。

今日は「子育てを孤独から共助へ導く」というテーマなのですが、今のママさん達が置かれている状況は、一昔前に叫ばれていた社会から切り離されて一人ぼっちの「孤立」ではなく、周りに人がいるのに迫る「孤独」なのです。孤立と孤独の違いについては、次の投稿に書きますね。

一昔前の「孤立」よりもっと深刻な「孤独」を、共助の輪に導きたくて、そのために必要なことに挑戦したくて、実現したくて、そのために自分が今やるべきことは保護者に信頼される子どもの理解もある人になることだと思っています。

拠点を中心に、点在する孤独なママさん達が線で結ばれるといいなと思っています。そして出会ったママさん達は、みんなで自分たちの悩みや問題を話し合い、解決しようと日々模索しています。

その姿を至近距離で見ていると、次に自分に必要な学びや、サービスは何だろうとぼんやり考えます。

その拠点に存在する支援員という名の人間は、幹太く、誰よりも強くそして優しい人であり、そのためには専門知識が必要です。人を求心するためには、信頼を得るためには、誰かに出会い、そして再び家庭に送り出すには。

子どもは地域の宝。
その宝を育てる担い手であるママさんにどうか温かい言葉を
思いやりある支援をと願います。

ましこ

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